2010年5月17日月曜日

三重県のNPO法人「里づくり協議会」が、耕作放棄地の市民農園への活用に取組んでいる

下記リンク先記事では、三重県のNPO法人「里づくり協議会」による、県内の耕作放棄地を市民農園に活用する取り組みが紹介されています。

asahi.com:荒れた農地 市民農園に-マイタウン三重

具体的には、

・活動の経緯:
 NPO法人「里づくり協議会」の現代表の方は、かつて大阪の不動産会社の営業で三重県を担当していたが、好きな農業に関わるため、5年前に退職。
 そして、元同僚の方と県内の耕作放棄地を回り、民家への「飛び込み営業」などによる交渉を実施。
 2009年2月に、津市渋見町の荒れ地を地権者から紹介され、初の市民農園への再生が実現した。
 同年3月にはNPO法人を設立し、県内の耕作放棄地について、
 ・地権者からの委託
 ・自治体を通じての借り上げ
 により、市民農園への再生に取組んでいる。(四日市市・鈴鹿市・松阪市にも農園を開設)
 現在は、活動開始から1年で、
 ・開設した市民農園の数:17カ所
 ・市民農園を利用する市民:約500人
 という状況。

・津市藤方に開設されている市民農園の詳細は、下記の通り。
 ・広さ:約2,000m2
 ・区画:
  ・1区画の広さ:16.5m2
  ・区画数:全85区画(現在の利用者は約70人)
 ・利用料:月850円

・地権者に支払う土地使用料は、1,000m2あたり5万~10万円。

という状況とのことです。

また記事では、

・「昨年1月に病気で耕せなくなったので、管理してくれてありがたい」
 「(農園で毎日、鍬の使い方や種の植え方の指導を行っており)病気もよくなりましたわ」
 (2009年10月に開設された「一身田農園」(津市一身田豊野)の所有者の方)

・「一般市民はなかなか農地を借りられないが、間に立ってくれてスムーズに始められました」
 (自然農法の野菜づくりを目指している、会社員の利用者の方)

・「もうけは少ないが、皆に喜んでもらえる今の仕事は楽しい。
  今後は中山間地の耕作放棄地対策も進めたい」
 (NPO法人「里づくり協議会」の代表者の方)

・「耕作放棄地を減らすために重要な活動。
  農業を身近に感じ、担い手増にもつながるのではないか」
 (農林水産省農村計画課の担当者の方)

等のコメントが紹介されています。


「里づくり協議会」のウェブサイト[1]では、市民農園現地の写真や、詳しい解説が豊富に掲載されており、個人的には、文字通り市民の生活に根ざした取り組み、という印象を受けました。

耕作放棄地の市民農園への活用には、多くの苦労があると思われますが、農地を有効活用し、一般市民が手軽に野菜栽培に取組める環境を構築していく、という点でも、今後更に重要さが増してくるのでは、と感じます。


※参考
・[1]市民農園・貸し農園 マイガーデン NPO法人里づくり協議会
 http://www.nouen.org/

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