2013年4月14日日曜日

農水省が「『農』のある暮らしづくり交付金」の公募を開始、市民農園などでは新設・改修等の費用の1/2以内を助成

農林水産省2013年3月に、「『農』のある暮らしづくり交付金」の公募を開始していました。

同省のサイト[1]によると、まず制度の概要は下記の通り。

・目的:
都市
都市の近接地域
において、住民が「農」に触れて楽しめる環境の整備を進める。

・内容:下記の3項目。
・「『農』のある暮らしづくり推進対策」:
支援の対象
・住民が「農」と触れあう機会を増やすための、多様な活動
・上記活動に付随する、簡易な施設の整備
補助率定額(1地区あたり上限400万円
事業の実施主体:民間団体、NPO、市町村など。
・「『農』のある暮らしづくり整備対策」:
支援の対象
・市民が多様な目的で「農」と関わるための施設
(市民農園、屋上・河川敷菜園、障害者雇用農園など)
・地元農産物の生産・加工・流通を促進するための施設
・「農」の持つ公益的機能を維持増進するための施設
などの整備費用。
補助率1/2以内
事業の実施主体
農園開設予定者、NPO、特例子会社、社会福祉法人、農業法人、市町村など。
・「『農』のある暮らしづくり支援対策」:
支援の対象
・専門家の派遣
・都市農業関係情報の整備
・効果的な情報提供手法の開発
などの活動。
補助率定額(1件あたりの上限1,000万円)
事業の実施主体:民間団体、NPOなど。
(※ただしこれらは、平成25年度予算案の成立が前提であり、今後の変更などは有り得る。)

・公募期間:2013年3月25日~5月8日

そして「整備対策」の中の「『農』と関わるための施設」では、新設または補修・改修を支援する対象として、具体的に下記の農園・施設が挙げられています。

・多様な農園:
市民農園、農業体験農園
・農園の区画造成、園路園整備、温室・ハウス整備など
・附帯施設(休憩所、簡易宿泊施設、トイレ、農機具収納庫、給排水施設、ごみ置場、駐車場、照明施設など)
都市空閑地活用菜園
・ビルやマンションの屋上
・河川敷
などを活用した菜園と附帯施設。
福祉・介護農園
・障害者の就労・雇用を目的とする農園
・高齢者の生きがい農園
・リハビリ農園
等の農園と附帯施設。
学童農園
・学校の敷地内外で設置する学童農園と附帯施設。

上記施設にともない整備する加工体験施設
・農園利用者
・地域住民
の交流の場になる施設。
(市民農園で収穫した農作物などの調理・加工体験施設など。)


当ブログでこれまでチェックしてきた限りでは、自治体による市民農園への補助制度はあったものの、政府による取り組みは無かったので、今回の支援策にはちょっと驚きましたが、それだけ全国的に貸し農園に対する需要が高まってきている、ということでしょうか。

支援対象には、殆ど全ての貸し農園のタイプが挙げられていると思いますが、それだけに予算枠がどれだけ充てられているのか(全国で何件ぐらいの支援が可能なのか)が気になるところです。

ともあれ全国規模の支援策であり、国民が自分のペースで野菜作りに携わることができる環境の整備が、大きく進むことを期待したいです。


※参照・参考資料:
・[1]「農」のある暮らしづくり交付金(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/nousin/nougyou/nouaru_kurashi/

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