2011年1月23日日曜日

埼玉県のNPO法人「がんばれ農業人」が、所沢市内で「トコトコ農園」を運営中

埼玉県のNPO法人「がんばれ農業人」が、所沢市内で「トコトコ農園」を開設・運営しているとのこと。

(運営者の方によるサイト・ブログ)
・NPO法人がんばれ農業人 自然なくらし │ - index - │
 http://www.ganbare-nougyoujin.org/
・NPO法人がんばれ農業人 自然なくらし │ - 体験農園「トコトコ農園」 - │
 http://www.ganbare-nougyoujin.org/new/event/tokotoko/index.html
・畑にそよぐ風:So-netブログ
 http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/

上記URL先のサイトと、「がんばれ農業人」の代表者の方によると、「トコトコ農園」の概要は、

・主な特徴:
 ・畑を区分せずに、利用者(現在20家族とのこと)が共同で同じ作物を栽培し、均等に配分している。
  (育てている野菜の種類は、年間30種類以上)
 ・野菜つくりの手順書をその都度配布して、毎週作業を通じた実技講習を行っている。
 ・肥料は、堆肥と有機肥料3種類のみを使用する。
  (農薬・化学肥料は一切使わない)
・場所:所沢市・三富地区の下富
・畑の広さ:1,500m2
・開設時期:2009年

等とのことです。

また2011年度には、新会員10名を募集するとのことで、2011年2月5日に入会説明会が実施されるそうです。
(費用は下記の通り。
 ・入園費:年間3万円(月額2,500円、途中加入の場合は月割り計算)
 ・年会費:1,000円
 ・入会金:初年度のみ3,000円)


「がんばれ農業人」のウェブサイトやブログには、豊富な情報と写真が掲載されており、畑の雰囲気が非常に良く感じられます。

通常の貸し農園と異なり、畑を共同で利用するとのことで、参加する場合には責任も大きくなるとは思いますが、その分利用者同士の関わりも強くなるのでは、と想像します。

また、取り組みの内容から、安心して食べられる野菜の育て方を学ぶのにも適しているのでは、とも感じました。

2011年1月2日日曜日

広島県尾道市の離島「百島」で、耕作放棄地を活用した市民農園が開設予定

広島県尾道市の離島「百島」で、住民有志により、耕作放棄地を活用した市民農園が開設される予定とのこと。

(ニュース記事)
・耕作放棄地を市民農園に活用 - 中国新聞
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201012310024.html

上記URL先ページによると、詳細は、

・背景・目的:
 百島は高齢化率64.9%(2010年11月末現在)に達しており、人口減少が進んでいる。
 このため市民農園を開設することで、島外から人を呼び込む狙いがある。
・運営会社:「ももしま観光農園
 島内で農業を営む4名(50~60歳台)により、2010年10月に設立された。
・区画:
 ・面積:1区画33m2
 ・区画数:50区画
 ・利用料:1区画あたり、年間1万2,000
・サービス内容:
 ・野菜の成育状況を伝える写真を、利用者に電子メールで送る。
 ・利用者が休憩・宿泊できる家屋を提供する。
  (農園近くの企業の保養所を活用)
 ・農機具を無料で貸し出す。
 ・地元の農家が、栽培指導を行う。
 ・その他、島内の民家(空き家率40%超)を改装しての、「クラインガルテン(滞在型市民農園)」の開設も検討中。
・想定利用者:
 島外からの「週末ファーマー」(週末や仕事の合間に農業を楽しむ人々)による利用を想定している。
・オープン日:2011年3月1日
・利用予約の受付:2011年1月10日に開始する。

等となっています。

また記事では、「ももしま観光農園」の代表の方の、

・「昔は山のてっぺんまで畑があった。
  耕作放棄地をよみがえらせ、百島への定住にもつなげたい」

とのコメントが紹介されています。


離島での市民農園開設というのはユニークだと思いますが、ニュース記事やウィキペディア[1]に掲載されている写真を見ると、海と緑が隣り合っている環境は、日常の生活から離れて気分転換する上でもかなり魅力が高いのでは、と感じます。


※参考
・[1]百島 (広島県) - Wikipedia
・[2]ようこそ尾道へ(※「尾道市」のウェブサイト)
 http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/