山梨県が峡南地域南部(身延町・南部町・早川町の3町がある)で、空き家と耕作放棄地を活用した滞在型市民農園の整備に取り組む方針とのこと。
(ニュース記事)
・滞在型農園整備へ 峡南南部 都市農村交流を促進 - 山梨日日新聞 みるじゃん
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2011/07/19/8.html
上記URL先ページによると、この取り組みの概要は、
・目的:
過疎化が進む峡南地域南部の活性化、都市農村交流の促進
(※2009年度の国の調査によると、対象地域の各町の耕作放棄地は
・身延町:2,364ha(県内市町村で最多)
・南部町:141ha
・早川町:313ha
で、県全体(7,059ha)の約4割を占めている)
・特徴:
・既存の空き家
・近場の耕作放棄地
を組み合わせる。
(このため、農園は一定の区画ではなく、広範囲に点在するかたちで整備される予定)
この方式だと、
・新たに設備を整備するより、コストを格段に低減できる。
・空き家と耕作放棄地の解消・有効活用を図ることができる。
とのメリットがある。
・事業体制:
山梨県が補助金を出し、住宅関連事業者や市町村などで構成する「やまなし二地域居住推進協議会」が取り組みを推進する。
・今後の予定:
空き家の確保・改修、耕作放棄地の整備を進めていく。
・2013年度:一部を開設する。
・2015年度まで:計20棟を設ける。
等となっています。
また記事では、山梨県観光振興課の
・「都市と農村の交流を促進することで峡南地域南部の活性化を図っていきたい」
とのコメントが紹介されています。
「滞在型市民農園」と聞くと、個人的には小さい家と畑が一体で整備されているもの、というイメージが強いので、既存の空き家を活用し場所を分散して開設するという今回の計画は、非常に興味深いです。
その分、利用者はより地域に溶け込むことになると思われますが、滞在型市民農園の新たなかたちとして、今回の取り組みがどのような成果をもたらすか、注目したいところです。
※参考
・[1]山梨県/トップ
http://www.pref.yamanashi.jp/
・[2]山梨県身延町 トップページ
http://www.town.minobu.lg.jp/
・[3]山梨県 南部町
http://www.town.nanbu.yamanashi.jp/
・[4]山梨県南巨摩郡早川町 ~南アルプス邑はやかわ~
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/
※当ブログの関連記事:
・山梨県南アルプス市が、2011年4月に「クラインガルテン」の追加造成(13区画)を行う計画(2010年8月15日)
2011年7月25日月曜日
2011年7月10日日曜日
邑南町「町ふれあい体験農園」が月額制に変更、短期利用のニーズに対応して利用者増加を図る
島根県邑南町の「町ふれあい体験農園」が、利用者の増加を図るため、賃貸契約を月額制に変更するとのこと。
(ニュース記事)
・体験農園を月額制に変更 - 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201107060038.html
上記URL先ページによると、今回の措置の概要は、
・背景:
邑南町では、地元農家から農地(8,210m2)を借り受けて、1999年から市民農園「町ふれあい体験農園」として貸し出しを行ってきた。
(区画数は、1区画30m2を計70区画)
しかし利用件数は、
・2000年度(ピークの年):計60件
・2010年度:0件
と、市民農園の増加などにより、年々減少傾向が続いた。
(※2006年度から、地元住民グループが指定管理者となり、耕地維持のための野菜栽培などを行っている)
今回は、契約を月額制にすることで、短期間の利用を望む利用者の呼び込みを図る。
・利用料金:1ヶ月1,500円(従来は年間1万2,000円)
等となっています。
該当の農園のサービスの詳細は分からないものの、体験農園ということなので単なる貸し農園ではないとは思われますが、より安価で利用できる市民農園のほうに利用者が流れてしまった、ということでしょうか。
短期間の利用を可能にする今回の措置は、費用面のハードルを下げるだけでなく、利用期間に対する利用者側のニーズにも対応できるのでは、と思われるので、実際にどのような反応を得られるのか、今後の動向が気になるところです。
※参考
・[1]邑南町 | 【邑南町】島根県邑智郡邑南町
http://www.town.ohnan.lg.jp/
・[2]邑南町ふれあい体験農園条例
http://www.town.ohnan.lg.jp/reiki/reiki_honbun/ar07303691.html
(ニュース記事)
・体験農園を月額制に変更 - 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201107060038.html
上記URL先ページによると、今回の措置の概要は、
・背景:
邑南町では、地元農家から農地(8,210m2)を借り受けて、1999年から市民農園「町ふれあい体験農園」として貸し出しを行ってきた。
(区画数は、1区画30m2を計70区画)
しかし利用件数は、
・2000年度(ピークの年):計60件
・2010年度:0件
と、市民農園の増加などにより、年々減少傾向が続いた。
(※2006年度から、地元住民グループが指定管理者となり、耕地維持のための野菜栽培などを行っている)
今回は、契約を月額制にすることで、短期間の利用を望む利用者の呼び込みを図る。
・利用料金:1ヶ月1,500円(従来は年間1万2,000円)
等となっています。
該当の農園のサービスの詳細は分からないものの、体験農園ということなので単なる貸し農園ではないとは思われますが、より安価で利用できる市民農園のほうに利用者が流れてしまった、ということでしょうか。
短期間の利用を可能にする今回の措置は、費用面のハードルを下げるだけでなく、利用期間に対する利用者側のニーズにも対応できるのでは、と思われるので、実際にどのような反応を得られるのか、今後の動向が気になるところです。
※参考
・[1]邑南町 | 【邑南町】島根県邑智郡邑南町
http://www.town.ohnan.lg.jp/
・[2]邑南町ふれあい体験農園条例
http://www.town.ohnan.lg.jp/reiki/reiki_honbun/ar07303691.html
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