2009年10月18日日曜日

有機栽培用の畑を貸し出す「高知市有機市民農園」がオープン

高知県・高知市で、有機栽培用の畑を貸し出す「高知市有機市民農園」が、10月16日にオープンしたとのこと。

高知市有機市民農園:長浜にオープン 耕作放棄地を市が活用 /高知 - 毎日jp(毎日新聞)
asahi.com:育て有機農産物 児童らが種まき-マイタウン高知

上記リンク先記事によると、「高知市有機市民農園」の詳細は、

・「高知県産業振興計画」の地域アクションプラン事業に位置づけられている。
 県の補助金を受けて、耕作放棄地を地権者から借用している。
・広さ:4,000m2
・区画
 ・畑:48区画(1区画約50m2
 ・市立横浜新町小学校用の学童農園(約250m2
 などを設置。
・貸し出し対象者:市内在住者(法人可)
・育成可能な農作物:自由
 ※農薬や化学肥料の使用は不可。
・利用料金:原則1世帯1区画を、年間1万2,000円で貸与する。
・栽培指導:
 農園の維持管理を担当するNPO法人「県有機農業研究会」のメンバーが、週3日程度、無料で技術指導を実施する。
・イベント:
 ・収穫祭
 ・料理教室
 等の地域交流行事が予定されている。

となっています。

ちなみに2009年度は、公募に対して78人が応募(倍率1.63倍)。

同年度の利用は2010年3月末までですが、契約延長は5年まで可能なため、2010年度に空きが出るかどうか、現在のところ不明とのことです。


申し込み倍率の数字を見ると、今回の市民農園に対する人気の高さが伺えます。

また、栽培を有機栽培に限定している点は、なかなか興味深い取り組みだと感じます。


※参考
・高知市公式ホームページ トップページ
 http://www.city.kochi.kochi.jp/
・有機市民農園利用者募集 ~食の安全や環境について考えてみませんか~
 http://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/01/0104/akarui/pdf/0909akapdf/09_06.pdf
・☆☆高知市の有機市民農園☆☆ - ベジ・ベジ野菜♪~よちよち歩きの有機!栽培日記~~高知発
 http://blog.goo.ne.jp/tamtam003_2009/e/6b115e366aeb7179c3310a98b497bb44

2009年10月11日日曜日

栃木県・野木町の市民農園予定地などで、菜の花の種まきが実施

栃木県野木町の借地(3,000m2)や市民農園予定地で、保育所の幼児や町民有志「花咲かせ隊」の隊員らが、菜の花の種まきを行なったとのこと。

菜の花畑楽しみ幼児らが種まき 野木の市民農園予定地 |下野新聞「SOON」

上記リンク先記事によると、このうち市民農園予定地の詳細は、

・敷地面積:11ha
・オープン予定:数年後(現在、町が整備中)
・既に土づくりが終了している土地(約4,000m2)では、市民農園完成までの間、季節の花を植えて、町民憩いの場として提供する。
 (市民農園予定地に菜の花の種を蒔くのは、今年が2回目)

となっています。

ちなみに、これらの取り組みで育てた菜の花は、油を採取して野木ブランドの名産品づくりに活用することも、検討しているとのことです。


市民農園の予定地に、花の種を蒔くというのは、私はこれまで聞いたことが無かったので、非常に興味深く感じました。


※参考
野木町ホームページ トップページ
 http://www.town.nogi.tochigi.jp/

神奈川県・平塚市の「花菜ガーデン」が、2010年3月1日にオープン

神奈川県・平塚市寺田縄で現在整備中の「県立花と緑のふれあいセンター“花菜(かな)ガーデン”」が、2010年3月1日に開業することが決定したとのこと。

園芸や農業を楽しみながら学ぶ「ガーデン」、2010年3月に開業へ/平塚:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

上記リンク先記事によると、「県立花と緑のふれあいセンター“花菜ガーデン”」の詳細は、

・敷地面積:9.2ha
・特徴:
 「いのちの庭」をテーマに掲げており、四季折々の花が栽培される。
 また、園内は3つのゾーンに分けられ、各々
 「フラワーゾーン」
  ・バラ約650品種を、改良の歴史に沿って展示する日本初のローズガーデンを設置する。
  ・その他、クレマチス約350品種、サルスベリ約100種、ムクゲ、マグノリア等、多品種が一覧可能。
  ・カレル・チャペック(園芸家のバイブルとして知られる「園芸家12カ月」の著者)の、家と庭のイメージを、世界で初めて再現する。
 「アグリゾーン」
  ・畑で、様々な野菜・果物を栽培する。
  ・水田では、神奈川県の推奨品種「キヌヒカリ」等を栽培し、子供達の農業体験も可能とする。
 「めぐみの研究棟ゾーン」
  ・初心者から参加可能な、農業・園芸講座などを開催する。
・入園料金:大人500
・ガーデンの周辺では、平塚市や地元農家などが、
 ・市民農園
 ・直売所
 ・収穫体験農園
 の3施設を整備する。

となっています。


規模もさることながら、園芸や農業の総合的な施設となっている点が、非常に興味深いです。

このような施設が設立されるほど、農業や園芸への一般的な関心が、高まってきているということでしょうか。


※参考
神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン公式サイト
 http://www.kana-garden.com/index.html
・「神奈川県立花と緑のふれあいセンター“かな花菜ガーデン”」2010年3月1日オープン正式決定
 http://www.gaa.co.jp/release/091001a.pdf

静岡県・島田市で、耕作放棄地30aが市民農園として活用される方針

静岡県

・県志太榛原農林事務所
島田信用金庫

10月6日、地元農業の振興のために連携する方針を確認したとのこと。

地域ニュース・中部:耕作放棄地を市民農園に 県と島田信用金庫が連携

上記リンク先記事によると、具体的な取り組みとしては、まず耕作放棄地を整備して、市民農園として活用する方針。

予定する市民農園の詳細は、

・予定地:島田市初倉地区の30a
・整備:
 静岡県島田信用金庫に委託。
 両者で、利用者のトイレや駐車場などを、2009年度中に整備する。
・オープン予定:2010年度
・想定利用者層:
 ・定年退職者
 ・自然との触れ合いを求める、幼い子を持つ若い家族など
 への利用を勧める。

となっています。

記事では、今回連携を確認した両者の、

・「地域の活性化に貢献できれば」(島田信用金庫の岩原茂雄理事長)
・「閉塞感のある農山村地域を元気にしたい」(県志太榛原農林事務所の鈴木信行所長)

とのコメントが紹介されています。


耕作放棄地の有効利用法としては、やはり市民農園が有効な用途の一つ、ということでしょうか。


※参考
島田信用金庫ホームページ
 http://www.shimashin.co.jp/
静岡県/島田信用金庫が包括的連携に関する協定を締結
 http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-750/200910/9shimashin.html

2009年10月4日日曜日

小山市の「道の駅思川」隣に、市民農園・体験農園が開設予定

栃木県・小山市の「道の駅思川(おもいがわ)」隣に、市民農園・体験農園が開設される予定とのこと。

道の駅南側に市民農園 小山市議会一般質問 |下野新聞「SOON」

上記リンク先記事によると、これは9月8日に行なわれた定例市議会一般質問の答弁の中で公表されたもの。

具体的な事業の内容は、

・東京圏の都市住民に農業体験などを提供する「グリーンツーリズム事業」の一環として実施。
・開設時期:2010年春
・開設場所:「道の駅思川」の南側
・広さ:約0.4ha(※全体計画2.4haのうち第一期分)
・区画
 ・貸農園:広さ20m242区画
 ・体験農園:500m22区画
・希望者募集:2009年秋にも開始の予定。

となっています。

また記事では、答弁を行なった小山市経済部長・渡辺一郎氏の

・「道の駅との連携を図り、都市と農村の交流を推進する」

との答弁でのコメントが紹介されています。


道の駅の隣に市民農園・体験農園が開設されるというのは、私は初めて聞く事例なので、今後どのような連携が図られるのか、今後の運営が気になるところです。


※参考
・「 道の駅 思川 」公式ホ-ムペ-ジ
 http://www.michinoekiomoigawa.co.jp/
小山市公式ホームページ
 http://www.city.oyama.tochigi.jp/Cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AM040000