2010年9月12日日曜日

滋賀県守山市に、遊休農地を活用した市民農園「守山町地域家庭菜園」がオープン

滋賀県守山市で9月11日、市民農園「守山町地域家庭菜園」がオープンしたとのこと。

(ニュース記事)
・asahi.com:守山の住宅街に市民農園が開園-マイタウン滋賀
 http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001009110002
・遊休農地に家庭菜園第1号 : 滋賀 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100912-OYT8T00003.htm

上記URL先ページによると、この農園の詳細は、

・背景:
 守山市内には現在、遊休農地が約5万m2存在している。
 遊休農地の解消に取り組む同市と市農業委員会は今回、市民農園の需要の高さを見込み、住宅街の一角で歯科医院を開業している方(農家出身)に協力を妖精。
 この方が、医院の隣に所有している遊休農地(約10a、以前は米作農家に貸していた)の有効活用を目的に提供した。
 (自前で盛り土し、井戸も掘っている)
・区画:
 ・30m2
 ・18m2
 の2種類が、計27区画(計1,031m2)。
 現在既に、全区画の利用者が決定済み。(利用者の募集開始から、2日で定員に達したとのこと)
・利用料金:
 ・30m2:年間6,000円
 ・18m2:同3,600円
 を、管理組合に支払う。
 (※土地提供者の方が受け取る金額は、年間数万円程度)
・契約期間:
 1年更新で、最長5年間借りることができる。
・管理:
 守山市農業委員会の協力により、管理組合が発足している。

等となっています。

また記事では、

(土地を提供した歯科医の方)
・「町の中に畑があるのは理想的。
  そんな環境をつくる手助けをして、地元に貢献したいと思った」

(家族で利用を申し込んだ方)
・「9歳の息子に、野菜を自分で育てて食べる喜びを教えたかった。
  白菜と大根を植えて、今年の冬に鍋を楽しみたい」

とのコメントが紹介されています。


遊休農地の有効活用や、市民が家庭菜園に取組める機会の提供という意味で、非常に価値のある取り組みだと思いますが、一方で事業運営者や土地提供者が得られる収益が微々たるものである、という現実も感じざるを得ません。


※参考
・[1]守山市ホームページ
 http://www.city.moriyama.lg.jp/index.shtml

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