2011年6月13日月曜日

兵庫県宝塚市の再開発ビル「カルチェヌーボ 宝塚 逆瀬川」(旧「アピア3」)の地下に、「野菜工場」形式の市民農園がオープン

兵庫県宝塚市の、阪急逆瀬川駅前の再開発ビル「カルチェヌーボ 宝塚 逆瀬川」(旧「アピア3」)の地下に、水耕栽培の「野菜工場」形式の市民農園が設けられているとのこと。

(ニュース記事)
・神戸新聞|阪神・北摂|駅前ビルに「野菜工場」 宝塚・逆瀬川
 http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0004145742.shtml

(「宝塚メディア図書館」のサイト内ページ)
・マイ野菜市民農園 | 宝塚メディア図書館
 http://medialib.jp/urbanfarm

上記URL先ページによると、この市民農園の概要は、

・背景:
 旧「アピア3」は1986年に施工されたが、近年は
 ・人口減少
 ・高齢化
 ・景況悪化
 による有力テナントの撤退などにより、売上が低迷していた。
 このため、
 ・管理会社
 ・宝塚市
 ・関西学院大学
 が、2010年から活性化策を協議した結果、地下2階(フロア全体が空いている)に
 ・市民農園の開設
 ・2階の「宝塚メディア図書館」の移転
 を行い、手軽な「晴耕雨読」をアピールする方針を決定した。
・場所:「カルチェヌーボ 宝塚 逆瀬川」の地下2
・設備:
 1区画は24株の野菜棚を備える。
 (野菜棚は福島県で製造されたとのこと)
・利用料:1区画あたり月額4,000円~(プランにより異なる)
・栽培できる野菜:
 ・レタス
 ・ミニトマト
 等。
・その他の特徴:
 ・東日本大震災の被災地に、収穫した野菜を贈る。
 ・ウェブカメラにより、野菜の育ち具合を観察する
 等の内容のプランを用意している。
・稼動予定:
 本格稼動は2011年秋以降となる見通し。
 (夏に懸念される電力不足に配慮する)

等となっています


水耕栽培による「野菜工場」については知識として知ってはいましたが、日本国内で市民農園(しかもビルの地下)としてオープンしたというのは、非常に驚きました。

「宝塚メディア図書館」のサイト内ページによると、iPadを用いての「遠隔地からの市民農園利用」も可能(北海道からも利用できる)とのことで、屋内設備で育てる「野菜工場」ならではの、魅力有るユニークな取り組みだと感じます。

国内での「野菜工場」の活用方法の1つ、という意味でも、今後の運営動向に注目したいです。


※参考
・[2]宝塚メディア図書館 | メディア系(写真・映像・デザイン・美術・サウンド・サイエンス)の蔵書を無料公開するアートの専門図書館。 | 兵庫・大阪
 http://medialib.jp/
・[1]アピア3は「カルチェヌーボ・宝塚逆瀬川」に名前が変わります! | 宝塚メディア図書館
 http://medialib.jp/other/3847
・[3]カルチェヌーボのホームページです。逆瀬川でショッピング 毎日のお買いものはカルチェヌーボへ 宝塚市逆瀬川
 http://apia3.com/

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