静岡県島田市阪本の市民農園事業地で、1月16日に土づくりイベントが実施されたとのこと。
地域ニュース・中部:野菜栽培へ土づくり 市民農園開設へ 島田(静岡新聞)
上記リンク先記事によると、この市民農園事業の詳細は、
・場所:月坂保育園の西側
・区画:
1区画22.5m2を、79区画分整備する計画。
・運営:
「JA大井川」が耕作放棄地などを借り、使用権を設定。
農園の管理・運営は、
・島田市
・JA
・地元の自治会
・農業者
・利用者
等が構成する管理組合が担う。
・その他の取り組み:
・農園利用者向けの野菜栽培講座の開催
・保育園との交流
・学校給食の調理くずから作った肥料の活用
等を検討している。
となっています。
土作りイベントは、「阪本農園管理組合準備会」(事務局・島田市農林課)が主催したもので、
・事前応募した農園利用者
・島田市
・静岡県
・地元の農業者
・JA関係者
等約60人が参加して、牛糞堆肥約10tの散布を行い、トラクターで耕運したとのことです。
記事では、
・「娘に土に触れる機会を作ってあげたかった。
初めての農業体験ですが、トマトやキュウリを栽培しようと思っています」
(参加者の主婦の方)
・「耕作放棄地の増加は全国的な課題。
市民の皆さんにも理解してもらいながら、市民農園などの有効利用を考えたい」
(島田市農業委員会の会長の方)
とのコメントが紹介されています。
市民農園のオープン前に、土作りのイベントが催されるというのは、けっこうあるものなんでしょうか?
我流で家庭菜園をやっている私としては、どのように作業を行うものなのか、かなり興味を惹かれます。
※参考
・静岡県/11島田市で市民農園利用希望者を募集します
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-750/200912/11noen.html
・地域の力で農地を支える市民農園のページ(※「島田市」のサイト内)
http://www.city.shimada.shizuoka.jp/nourin/nougyou/shiminnouen.jsp
※当ブログの関連記事:
・静岡県・島田市で、耕作放棄地30aが市民農園として活用される方針(2009年10月11日)
2010年1月24日日曜日
京都市山科区音羽で2010年4月、体験農園「すこやかファームおとわ」が開設
京都市山科区音羽で園芸業を営む方が、2010年4月に、体験農園「すこやかファームおとわ」をオープンするとのこと。
街中で農業に触れて 山科の男性、4月から体験農園を開設:京都新聞
上記リンク先記事によると、この体験農園の詳細は、
・土地:
開設者の方が、自宅近くに所有している休耕田を活用。
2009年4月から1年を費やし、4,000m2の田んぼに、
・土起こし
・用水路の造成
等を施し、畑に改良した。
・開設の背景:
開設者の方は、NPO法人「京の園芸福祉研究会」の理事長を務めており、「園芸福祉」(花や野菜の栽培を、教育や障害者の就労訓練に活用する)にも取り組んでいる。
農家だった父から田を受け継いだものの、未使用のままにしていたため、用途を考えた結果、
・農業を体験したい人
・障害者福祉施設の就労支援
のため、開放することを決定した。
・農業体験の内容:
・畝作り
・種植え
・収穫
等、農作業の全工程を体験できる。
必要な物品・資材(野菜の種・苗、肥料、農機具など)は、運営者が用意する。
また、収穫した作物は、持ち帰ったり、販売することが可能。
となっています。
また記事では、開設者の方の
・「お勤めの人も気軽に参加してほしい。
段々畑で、日本の原風景も味わえる」
とのコメントが紹介されています。
個人の方が体験農園を開設するというのは、(私が知る限りでは)かなり珍しいケースだと感じます。
また、農業体験の他に就労支援を念頭に置いている点も、ユニークに感じられます。
※参考
・NPO法人 京の園芸福祉研究会-花や野菜を育てて、みんなで幸せになろう。
http://www.npo-net.or.jp/k-engei/
街中で農業に触れて 山科の男性、4月から体験農園を開設:京都新聞
上記リンク先記事によると、この体験農園の詳細は、
・土地:
開設者の方が、自宅近くに所有している休耕田を活用。
2009年4月から1年を費やし、4,000m2の田んぼに、
・土起こし
・用水路の造成
等を施し、畑に改良した。
・開設の背景:
開設者の方は、NPO法人「京の園芸福祉研究会」の理事長を務めており、「園芸福祉」(花や野菜の栽培を、教育や障害者の就労訓練に活用する)にも取り組んでいる。
農家だった父から田を受け継いだものの、未使用のままにしていたため、用途を考えた結果、
・農業を体験したい人
・障害者福祉施設の就労支援
のため、開放することを決定した。
・農業体験の内容:
・畝作り
・種植え
・収穫
等、農作業の全工程を体験できる。
必要な物品・資材(野菜の種・苗、肥料、農機具など)は、運営者が用意する。
また、収穫した作物は、持ち帰ったり、販売することが可能。
となっています。
また記事では、開設者の方の
・「お勤めの人も気軽に参加してほしい。
段々畑で、日本の原風景も味わえる」
とのコメントが紹介されています。
個人の方が体験農園を開設するというのは、(私が知る限りでは)かなり珍しいケースだと感じます。
また、農業体験の他に就労支援を念頭に置いている点も、ユニークに感じられます。
※参考
・NPO法人 京の園芸福祉研究会-花や野菜を育てて、みんなで幸せになろう。
http://www.npo-net.or.jp/k-engei/
高知県四万十町が、2010年4月に滞在型市民農園を開設
高知県四万十町が、2010年4月1日に滞在型市民農園(クラインガルテン)をオープンするとのこと。
日本農業新聞 - 滞在型農園を整備 定住促進へ4月開園/高知・JA四万十
上記リンク先記事によると、事業の詳細は、
・目的:
入園者と地元住民との交流を推進しつつ、定住者の増加につなげる狙い。
・土地:四万十町本堂の1.2ha(高知県から管理を委託されている)
・区画数:
・宿泊施設付き農園(町外の人が対象):15区画
・農園のみ(町内外の人を対象):19区画
・区画の広さ:いずれも50m2
・貸し出し期間:1年契約(最長5年まで)
・設備:
・宿泊施設付き農園:
・コテージ(木造2階建て)
・駐車場
が備えられている。
・農園のみ:
管理棟の
・トイレ
・シャワー
・農機具
等が共同利用可能。
・利用料
・宿泊施設付き農園:年間38万円
・農園のみ:年間1万2,000円
となっています。
自治体側としてはやはり、滞在型市民農園に、他地域住民からの地元への理解を深めるための、きっかけとなることを期待している、ということでしょうか。
もっとも利用者側としては、なによりもまず農作業や滞在を楽しむことが第一だと思われます。
※参考
・四万十町役場 : - 山・川・海 自然が 人が元気です -
http://www.town.shimanto.lg.jp/
日本農業新聞 - 滞在型農園を整備 定住促進へ4月開園/高知・JA四万十
上記リンク先記事によると、事業の詳細は、
・目的:
入園者と地元住民との交流を推進しつつ、定住者の増加につなげる狙い。
・土地:四万十町本堂の1.2ha(高知県から管理を委託されている)
・区画数:
・宿泊施設付き農園(町外の人が対象):15区画
・農園のみ(町内外の人を対象):19区画
・区画の広さ:いずれも50m2
・貸し出し期間:1年契約(最長5年まで)
・設備:
・宿泊施設付き農園:
・コテージ(木造2階建て)
・駐車場
が備えられている。
・農園のみ:
管理棟の
・トイレ
・シャワー
・農機具
等が共同利用可能。
・利用料
・宿泊施設付き農園:年間38万円
・農園のみ:年間1万2,000円
となっています。
自治体側としてはやはり、滞在型市民農園に、他地域住民からの地元への理解を深めるための、きっかけとなることを期待している、ということでしょうか。
もっとも利用者側としては、なによりもまず農作業や滞在を楽しむことが第一だと思われます。
※参考
・四万十町役場 : - 山・川・海 自然が 人が元気です -
http://www.town.shimanto.lg.jp/
2010年1月17日日曜日
栃木県小山市の「市民・体験農園」の詳細の解説記事
下記リンク先記事では、栃木県小山市が2010年4月にオープンする予定の「市民・体験農園」についての詳しい解説がされています。
農業初心者も歓迎 小山の市民農園、来月から利用者募集 |下野新聞「SOON」
具体的には、
・特徴:
農業初心者でも利用しやすいように、貸し農園に加え、体験農園を設置する。
また、小山市が雇う地元農家が、
・貸農園利用者に対する、栽培方法の指導
・体験農園の管理
を担当し、利用者を支援する。
・場所:「道の駅思川」の南側
・全体の広さ:約0.4ha(駐車場含む)
(※全体計画(2.4ha)のうち1期計画)
・貸し農園:
作物の栽培は、年間を通して自由に行える。
・区画数:42区画(貸し出し期間は1年間)
・区画の広さ:1区画20m2
・利用料:1区画5,000円
(複数区画の利用も可能)
・体験農園:
種まきや収穫などに参加できる。
畑は、栽培作物により、下記2種類に分かれている。
・大豆やそばの栽培用:
・広さ:520m2
・募集利用者数:12組
・6種類の季節野菜(とうもろこしやブロッコリー等)の栽培用:
・広さ:480m2
・募集利用者数:50組
※申し込みは、栽培する作物を選んで行う。
・参加費用:2,000~3,000円
・利用申し込み:
2010年2月に開始。
(※申し込み多数の場合は抽選となる)
・想定利用者:
・小山市中心部に住む市民
・東京圏の住民
となっています。
ちなみに2009年11月には、「小山評定ふるさと大使」に就任した女優・大場久美子さんが、この農園の利用者第1号に決定しており、2010年4月から貸し農園を利用するとのことです。
記事では、小山市農政課の
・「都市住民に農業や農村を楽しんでもらうだけでなく、農業体験イベントなどで道の駅との相乗効果も図りたい」
とのコメントが紹介されています。
貸し農園と体験農園を併設したり、作物の種類によって体験農園を分けている点など、ユニークな試みがなされていると感じます。
※当ブログの関連記事:
・小山市の「道の駅思川」隣に、市民農園・体験農園が開設予定(2009年10月4日)
農業初心者も歓迎 小山の市民農園、来月から利用者募集 |下野新聞「SOON」
具体的には、
・特徴:
農業初心者でも利用しやすいように、貸し農園に加え、体験農園を設置する。
また、小山市が雇う地元農家が、
・貸農園利用者に対する、栽培方法の指導
・体験農園の管理
を担当し、利用者を支援する。
・場所:「道の駅思川」の南側
・全体の広さ:約0.4ha(駐車場含む)
(※全体計画(2.4ha)のうち1期計画)
・貸し農園:
作物の栽培は、年間を通して自由に行える。
・区画数:42区画(貸し出し期間は1年間)
・区画の広さ:1区画20m2
・利用料:1区画5,000円
(複数区画の利用も可能)
・体験農園:
種まきや収穫などに参加できる。
畑は、栽培作物により、下記2種類に分かれている。
・大豆やそばの栽培用:
・広さ:520m2
・募集利用者数:12組
・6種類の季節野菜(とうもろこしやブロッコリー等)の栽培用:
・広さ:480m2
・募集利用者数:50組
※申し込みは、栽培する作物を選んで行う。
・参加費用:2,000~3,000円
・利用申し込み:
2010年2月に開始。
(※申し込み多数の場合は抽選となる)
・想定利用者:
・小山市中心部に住む市民
・東京圏の住民
となっています。
ちなみに2009年11月には、「小山評定ふるさと大使」に就任した女優・大場久美子さんが、この農園の利用者第1号に決定しており、2010年4月から貸し農園を利用するとのことです。
記事では、小山市農政課の
・「都市住民に農業や農村を楽しんでもらうだけでなく、農業体験イベントなどで道の駅との相乗効果も図りたい」
とのコメントが紹介されています。
貸し農園と体験農園を併設したり、作物の種類によって体験農園を分けている点など、ユニークな試みがなされていると感じます。
※当ブログの関連記事:
・小山市の「道の駅思川」隣に、市民農園・体験農園が開設予定(2009年10月4日)
2010年1月3日日曜日
東京都世田谷区の貸し農園「アグリス成城」の紹介記事
下記リンク先記事では、東京都世田谷区の高級住宅地「成城学園」に設けられている貸し農園「アグリス成城」が紹介されています。
通勤途中にちょっと農業 都心に農園、手軽さで人気 - 47NEWS(よんななニュース)
上記リンク先記事によると、「アグリス成城」の詳細は、
・場所:小田急電鉄成城学園前駅の隣。
※農園のすぐ下は線路となっている。
(線路の地下移設により、地上部分にできたスペースを活用)
・広さ:約5,000m2
・区画:1区画約6m2、計307区画
(区画は、木製デッキの通路で区切られている)
・特徴:
・シャワー室
・ラウンジ
・園芸資材店
を備えたクラブハウスが併設されている。
農具は常備されており、利用者は重い農具や肥料を持参する必要が無く、例えば通勤途中に手ぶらで立ち寄り、農作業を行うことができる。
また、常駐スタッフがおり、相談に応じたり、作物の世話を代行してもらえる。
・費用:月額1万2,000円程度(会員制)
・会員数:開業から約3年で170人
となっています。
畑を貸し出すだけでなく、クラブハウスが併設されている点や、区画の区切り方が、非常にユニークに感じられます。
利用者の負担を軽減して、日常生活(毎日の仕事など)との両立をしやすく配慮する、というのは、都市部の貸し農園の一つの有り方、ということかもしれません。
※参考
・アグリス成城 - 生活に収穫を - AGRIS SEIJO
http://www.agris-seijo.jp/
通勤途中にちょっと農業 都心に農園、手軽さで人気 - 47NEWS(よんななニュース)
上記リンク先記事によると、「アグリス成城」の詳細は、
・場所:小田急電鉄成城学園前駅の隣。
※農園のすぐ下は線路となっている。
(線路の地下移設により、地上部分にできたスペースを活用)
・広さ:約5,000m2
・区画:1区画約6m2、計307区画
(区画は、木製デッキの通路で区切られている)
・特徴:
・シャワー室
・ラウンジ
・園芸資材店
を備えたクラブハウスが併設されている。
農具は常備されており、利用者は重い農具や肥料を持参する必要が無く、例えば通勤途中に手ぶらで立ち寄り、農作業を行うことができる。
また、常駐スタッフがおり、相談に応じたり、作物の世話を代行してもらえる。
・費用:月額1万2,000円程度(会員制)
・会員数:開業から約3年で170人
となっています。
畑を貸し出すだけでなく、クラブハウスが併設されている点や、区画の区切り方が、非常にユニークに感じられます。
利用者の負担を軽減して、日常生活(毎日の仕事など)との両立をしやすく配慮する、というのは、都市部の貸し農園の一つの有り方、ということかもしれません。
※参考
・アグリス成城 - 生活に収穫を - AGRIS SEIJO
http://www.agris-seijo.jp/
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