農林水産省が、2009年3月末(平成20年度末)現在における、市民農園の開設状況についての調査結果を発表したとのこと。
(ニュース記事)
・市民農園 農業者による開設 15年で32倍に | IBTimes(アイビータイムズ)
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100826/59748.html
(農林水産省の発表資料)
・農林水産省/市民農園をめぐる状況
http://www.maff.go.jp/j/nousin/nougyou/simin_noen/zyokyo.html
上記URL先ページによると、具体的な内容は、
・件数:3,382件(平成5年度末(1994年3月)比3.26倍)
開設者の上位は、
・地方公共団体:2,276件(平成5年度末は807件)
・農業協同組合:482件(同217件)
・農業者:480件(同15件)
・区画数:16万5,479区画(同2.92倍)
このうち都市的地域は、
・区画数:13万2,192区画(全体の79.9%)
・面積:719ha(全体面積(1,164ha)の61.8%)
を占めている。
・区画数の上位地域:
・関東:8万7,277区画
・東海:1万7,029区画
・近畿:1万6,409区画
・面積:1,164ha(同4倍)
・面積の上位地域:
・関東:487ha
・東海:118ha
・北海道:115ha
・背景:
余暇を利用し、
・安心・安全な野菜を自身で栽培する。
・野菜の栽培・収穫の喜びを味う。
ことを目指す市民農園利用者が、年々増加している。
また、高齢者・障害者などの農業体験を可能とするため、
・学校法人
・福祉施設
による利用するケースも増えている。
このため、市民農園には、
・日帰り型農園
・農村での滞在型農園(クラインガルテン)
・学童農園・福祉農園(教育効果や医療効果を狙う)
等、多様な効果が期待されており、今後も需要が拡大することが予想される。
等となっています。
ちなみに農水省では現在、平成21年度末現在での状況調査を推進中で、2010年内の集計を目指しているとのことです。
私が目にする範囲の限りでも、ここ数年で市民農園や、自宅で家庭菜園に取組んでいるケースが明らかに増えていることを感じているので、今回の統計結果には納得できるものがあります。
日に日に育つ野菜から触発を受け、また新鮮な野菜の自給量を増やすという意味でも、これからも自身のペースで野菜の栽培に取組む人が増えれば、非常に好ましいのでは、と考えます。

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