2010年8月29日日曜日

2009年3月末現在の、全国の市民農園の開設数は3,382件(15年前の3.26倍)

農林水産省が、2009年3月末(平成20年度末)現在における、市民農園の開設状況についての調査結果を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・市民農園 農業者による開設 15年で32倍に | IBTimes(アイビータイムズ)
 http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100826/59748.html

(農林水産省の発表資料)
・農林水産省/市民農園をめぐる状況
 http://www.maff.go.jp/j/nousin/nougyou/simin_noen/zyokyo.html

上記URL先ページによると、具体的な内容は、

・件数:3,382件(平成5年度末(1994年3月)比3.26倍)
 開設者の上位は、
 ・地方公共団体:2,276件(平成5年度末は807件)
 ・農業協同組合:482件(同217件)
 ・農業者:480件(同15件)
・区画数:16万5,479区画(同2.92倍)
 このうち都市的地域は、
 ・区画数:13万2,192区画(全体の79.9%)
 ・面積:719ha(全体面積(1,164ha)の61.8%)
 を占めている。
 ・区画数の上位地域:
  ・関東:8万7,277区画
  ・東海:1万7,029区画
  ・近畿:1万6,409区画
・面積:1,164ha(同4倍)
 ・面積の上位地域:
  ・関東:487ha
  ・東海:118ha
  ・北海道:115ha
・背景:
 余暇を利用し、
 ・安心・安全な野菜を自身で栽培する。
 ・野菜の栽培・収穫の喜びを味う。
 ことを目指す市民農園利用者が、年々増加している。
 また、高齢者・障害者などの農業体験を可能とするため、
 ・学校法人
 ・福祉施設
 による利用するケースも増えている。
 このため、市民農園には、
 ・日帰り型農園
 ・農村での滞在型農園(クラインガルテン)
 ・学童農園・福祉農園(教育効果や医療効果を狙う)
 等、多様な効果が期待されており、今後も需要が拡大することが予想される。

等となっています。

ちなみに農水省では現在、平成21年度末現在での状況調査を推進中で、2010年内の集計を目指しているとのことです。


私が目にする範囲の限りでも、ここ数年で市民農園や、自宅で家庭菜園に取組んでいるケースが明らかに増えていることを感じているので、今回の統計結果には納得できるものがあります。

日に日に育つ野菜から触発を受け、また新鮮な野菜の自給量を増やすという意味でも、これからも自身のペースで野菜の栽培に取組む人が増えれば、非常に好ましいのでは、と考えます。

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