機械設計会社「モールデック」が、
・貸し農園
・移動式トレーラーハウス
を組み合わせる「滞在型市民農園」をビジネス化する取り組みを、岐阜県恵那市岩村町で開始したとのこと。
(ニュース記事)
・滞在型市民農園:恵那に定着へ トレーラーにログハウス乗せ 移動楽に /岐阜 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20100922ddlk21040016000c.html
・トレーラーハウスの車輪脱着、モールデックが技術開発 - 岐阜新聞 Web
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100922/201009220838_11727.shtml
上記URL先ページによると、この取り組みの詳細は、
・背景:
岐阜県が2009年度に「ふるさと雇用再生特別基金」を活用し開始した、民間による、田舎暮らしビジネスの創出支援モデル事業として行われている。
・取り組み:
・「クラインガルテン恵那岩村」(約1,000m2)を造成し、モデルハウス3棟を設置した。
具体的には、下記の設備を設置している。
・貸し農園付きハウス(6畳):レンタル料は年12万6,000円
・同(8畳):同31万5,000円
・共用棟(12畳):体験宿泊が可能。
・モールデック社では、ログハウスをトレーラーで移動・設置できる「脱着式車輪ユニット」を開発(2010年9月に特許出願)しており、これにより従来のトレーラーハウスよりもコストダウンが見込まれる。
・モールデック社は「恵南森林組合」との協力で、間伐材を利用するログハウスのキット(利用者による組み立ても可能)を開発している。
等となっています。
また記事では、モールデック社の奥村靖社長の、
・「月に10棟ペースの製造、販売・レンタルが目標。
6畳ハウスで100万円以下の販売価格を目指したい」
とのコメントが紹介されています。
「脱着式車輪ユニット」とログハウスのキット化により、滞在型市民農園の設備の低コスト化が進み、ビジネスとして成立するようになれば、市民の農業参加の敷居がより下がることになるとも思われるので、今後のモールデック社の事業動向に注目したいです。
※参考
・[1]貸し農園で田舎暮らしをしよう!クラインガルテン恵那岩村のホームページ
http://www.mino-furusato.net/
・[2]株式会社モールデック
http://www.moldec.net/
2010年9月26日日曜日
2010年9月12日日曜日
滋賀県守山市に、遊休農地を活用した市民農園「守山町地域家庭菜園」がオープン
滋賀県守山市で9月11日、市民農園「守山町地域家庭菜園」がオープンしたとのこと。
(ニュース記事)
・asahi.com:守山の住宅街に市民農園が開園-マイタウン滋賀
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001009110002
・遊休農地に家庭菜園第1号 : 滋賀 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100912-OYT8T00003.htm
上記URL先ページによると、この農園の詳細は、
・背景:
守山市内には現在、遊休農地が約5万m2存在している。
遊休農地の解消に取り組む同市と市農業委員会は今回、市民農園の需要の高さを見込み、住宅街の一角で歯科医院を開業している方(農家出身)に協力を妖精。
この方が、医院の隣に所有している遊休農地(約10a、以前は米作農家に貸していた)の有効活用を目的に提供した。
(自前で盛り土し、井戸も掘っている)
・区画:
・30m2
・18m2
の2種類が、計27区画(計1,031m2)。
現在既に、全区画の利用者が決定済み。(利用者の募集開始から、2日で定員に達したとのこと)
・利用料金:
・30m2:年間6,000円
・18m2:同3,600円
を、管理組合に支払う。
(※土地提供者の方が受け取る金額は、年間数万円程度)
・契約期間:
1年更新で、最長5年間借りることができる。
・管理:
守山市農業委員会の協力により、管理組合が発足している。
等となっています。
また記事では、
(土地を提供した歯科医の方)
・「町の中に畑があるのは理想的。
そんな環境をつくる手助けをして、地元に貢献したいと思った」
(家族で利用を申し込んだ方)
・「9歳の息子に、野菜を自分で育てて食べる喜びを教えたかった。
白菜と大根を植えて、今年の冬に鍋を楽しみたい」
とのコメントが紹介されています。
遊休農地の有効活用や、市民が家庭菜園に取組める機会の提供という意味で、非常に価値のある取り組みだと思いますが、一方で事業運営者や土地提供者が得られる収益が微々たるものである、という現実も感じざるを得ません。
※参考
・[1]守山市ホームページ
http://www.city.moriyama.lg.jp/index.shtml
(ニュース記事)
・asahi.com:守山の住宅街に市民農園が開園-マイタウン滋賀
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001009110002
・遊休農地に家庭菜園第1号 : 滋賀 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100912-OYT8T00003.htm
上記URL先ページによると、この農園の詳細は、
・背景:
守山市内には現在、遊休農地が約5万m2存在している。
遊休農地の解消に取り組む同市と市農業委員会は今回、市民農園の需要の高さを見込み、住宅街の一角で歯科医院を開業している方(農家出身)に協力を妖精。
この方が、医院の隣に所有している遊休農地(約10a、以前は米作農家に貸していた)の有効活用を目的に提供した。
(自前で盛り土し、井戸も掘っている)
・区画:
・30m2
・18m2
の2種類が、計27区画(計1,031m2)。
現在既に、全区画の利用者が決定済み。(利用者の募集開始から、2日で定員に達したとのこと)
・利用料金:
・30m2:年間6,000円
・18m2:同3,600円
を、管理組合に支払う。
(※土地提供者の方が受け取る金額は、年間数万円程度)
・契約期間:
1年更新で、最長5年間借りることができる。
・管理:
守山市農業委員会の協力により、管理組合が発足している。
等となっています。
また記事では、
(土地を提供した歯科医の方)
・「町の中に畑があるのは理想的。
そんな環境をつくる手助けをして、地元に貢献したいと思った」
(家族で利用を申し込んだ方)
・「9歳の息子に、野菜を自分で育てて食べる喜びを教えたかった。
白菜と大根を植えて、今年の冬に鍋を楽しみたい」
とのコメントが紹介されています。
遊休農地の有効活用や、市民が家庭菜園に取組める機会の提供という意味で、非常に価値のある取り組みだと思いますが、一方で事業運営者や土地提供者が得られる収益が微々たるものである、という現実も感じざるを得ません。
※参考
・[1]守山市ホームページ
http://www.city.moriyama.lg.jp/index.shtml
神奈川県伊勢原市で「八幡谷戸ふれあいガーデン」が建設中、車いすで利用できる「福祉農園」も設置
神奈川県伊勢原市で、市民農園「八幡谷戸ふれあいガーデン」の建設が進められているとのこと。
(ニュース記事)
・野菜と花の栽培通じ地域活性、伊勢原市が農園整備中/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1009080052/
上記URL先ページによると、この農園の詳細は、
・場所:伊勢原市西富岡の市街化調整区域。
谷戸だった場所を、公共残土処分場として埋め立て整地した。
・総面積:約1万5,000m2
・区画:
・30m2:127区画
・50m2:83区画
・福祉農園:4m2が6区画
・木製プランター(長さ4m・幅1m・高さ80cm)を用いる形式。
野菜や花の栽培が行える。
・周囲を簡易舗装し、車いすでも周囲を回ることができる。
・設備:
・管理棟(木造平屋)
・休憩所
・駐車場(31台分)
・駐輪場
等の設置が計画中。
・開園時期:2011年9月の予定。
・利用料金:1m2あたり、年間600~1,000円の幅で検討中。
・その他:
現在は、市民農園条例の制定を議会に提案中。
今後は、指定管理者(栽培指導なども担当)を選定した後、2011年早々に、管理棟などを建設する予定。
等となっています。
また記事では、伊勢原市農政課の
・「野菜を作りたい、庭いじりとして花を栽培したいという要望が多い。
市民農園は地域の活性化と農業への理解を深めることを目的にしている」
とのコメントが紹介されています。
車いすでの利用に配慮した市民農園というのは、私が知る限りでは稀なケースだと感じるので、利便性の高い福祉菜園を実現するという意味でも、今回の「八幡谷戸ふれあいガーデン」での取り組みや今後の動向に注目したいです。
※参考
・[1]伊勢原市公式ホームページ
http://www.city.isehara.kanagawa.jp/
・[2]谷戸 - Wikipedia
※当ブログの関連記事:
・神奈川県・伊勢原市が、放牧して土壌が改善された耕作放棄地や遊休農地を、市民農園に開放する?(2009年7月12日)
(ニュース記事)
・野菜と花の栽培通じ地域活性、伊勢原市が農園整備中/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1009080052/
上記URL先ページによると、この農園の詳細は、
・場所:伊勢原市西富岡の市街化調整区域。
谷戸だった場所を、公共残土処分場として埋め立て整地した。
・総面積:約1万5,000m2
・区画:
・30m2:127区画
・50m2:83区画
・福祉農園:4m2が6区画
・木製プランター(長さ4m・幅1m・高さ80cm)を用いる形式。
野菜や花の栽培が行える。
・周囲を簡易舗装し、車いすでも周囲を回ることができる。
・設備:
・管理棟(木造平屋)
・休憩所
・駐車場(31台分)
・駐輪場
等の設置が計画中。
・開園時期:2011年9月の予定。
・利用料金:1m2あたり、年間600~1,000円の幅で検討中。
・その他:
現在は、市民農園条例の制定を議会に提案中。
今後は、指定管理者(栽培指導なども担当)を選定した後、2011年早々に、管理棟などを建設する予定。
等となっています。
また記事では、伊勢原市農政課の
・「野菜を作りたい、庭いじりとして花を栽培したいという要望が多い。
市民農園は地域の活性化と農業への理解を深めることを目的にしている」
とのコメントが紹介されています。
車いすでの利用に配慮した市民農園というのは、私が知る限りでは稀なケースだと感じるので、利便性の高い福祉菜園を実現するという意味でも、今回の「八幡谷戸ふれあいガーデン」での取り組みや今後の動向に注目したいです。
※参考
・[1]伊勢原市公式ホームページ
http://www.city.isehara.kanagawa.jp/
・[2]谷戸 - Wikipedia
※当ブログの関連記事:
・神奈川県・伊勢原市が、放牧して土壌が改善された耕作放棄地や遊休農地を、市民農園に開放する?(2009年7月12日)
2010年9月5日日曜日
千葉市のNPO法人が、2010年9月に「市民農園開設・運営管理支援セミナー」を開催予定
「市民農園開設・運営管理支援セミナー」が、千葉市内で開催される予定とのこと。
(ニュース記事)
・市民農園開設から運営まで学ぶ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100904/chb1009042256004-n1.htm
上記URL先ページによると、このセミナーの詳細は、
・主催:NPO法人「千葉県市民農園協会」
・背景・目的:
・農林水産省の都市農業振興促進事業の一環で実施。
・遊休農地の解消
・都市生活者の農業体験の機会拡大
を目的とする。
・新規開設された市民農園は、短期間で閉鎖されるケースが多い。
このため「千葉県市民農園協会」では、長期継続を可能とするノウハウを、セミナーで伝える狙いがある。
・テーマ:「市民農園の開設」
・内容:
市民農園の開設~管理、運営までを学習できる。
・開催日:2010年9月28日午後1時半
(※参加者募集は9月20日まで)
・入場料:無料
・場所:県青少年女性会館(千葉市稲毛区天台)
等となっています。
また千葉県市民農園協会では、2010年度に更に2回セミナーを開催し、市民農園の運営者などから、運営方法などについて学習できる機会を設ける方針とのことです。
今回のニュース記事だけでは、セミナーの具体的な内容は残念ながらわかりませんが、ともあれ一般市民が野菜の栽培に取組める機会・場所を維持し続ける、という意味でも、このような取り組みは非常に重要な意味があるのでは、と考えます。
※参考
・[1]特定非営利活動法人 千葉県市民農園協会
http://chiba-allotment-as.cocolog-nifty.com/about.html
・[2]千葉県市民農園協会(※「日本クラインガルテン研究会」のサイト内ページ)
http://homepage3.nifty.com/jkg-ken/contents7.html
(ニュース記事)
・市民農園開設から運営まで学ぶ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100904/chb1009042256004-n1.htm
上記URL先ページによると、このセミナーの詳細は、
・主催:NPO法人「千葉県市民農園協会」
・背景・目的:
・農林水産省の都市農業振興促進事業の一環で実施。
・遊休農地の解消
・都市生活者の農業体験の機会拡大
を目的とする。
・新規開設された市民農園は、短期間で閉鎖されるケースが多い。
このため「千葉県市民農園協会」では、長期継続を可能とするノウハウを、セミナーで伝える狙いがある。
・テーマ:「市民農園の開設」
・内容:
市民農園の開設~管理、運営までを学習できる。
・開催日:2010年9月28日午後1時半
(※参加者募集は9月20日まで)
・入場料:無料
・場所:県青少年女性会館(千葉市稲毛区天台)
等となっています。
また千葉県市民農園協会では、2010年度に更に2回セミナーを開催し、市民農園の運営者などから、運営方法などについて学習できる機会を設ける方針とのことです。
今回のニュース記事だけでは、セミナーの具体的な内容は残念ながらわかりませんが、ともあれ一般市民が野菜の栽培に取組める機会・場所を維持し続ける、という意味でも、このような取り組みは非常に重要な意味があるのでは、と考えます。
※参考
・[1]特定非営利活動法人 千葉県市民農園協会
http://chiba-allotment-as.cocolog-nifty.com/about.html
・[2]千葉県市民農園協会(※「日本クラインガルテン研究会」のサイト内ページ)
http://homepage3.nifty.com/jkg-ken/contents7.html
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