2010年2月7日日曜日

浜松市中区鴨江の「たんぽぽ広場」が、公園機能を併せ持つ市民農園「鴨江いきいき菜園」として整備中

静岡県浜松市で、近隣住民から「たんぽぽ広場」と呼ばれて親しまれてきた空き地(中区鴨江4)が、公園機能を併せ持つ市民農園「鴨江いきいき菜園」として整備されているとのこと。

中日新聞:「高齢者や子ら ふれ合う場所に」 浜松市中区の広場を公園併設の市民農園に:静岡(CHUNICHI Web)

上記リンク先記事によると、この「鴨江いきいき菜園」の詳細は、

・背景:
 沼津市出身の元ソニー社長・会長の大賀典雄氏が、
 ・「子どもたちのために」
 ・「高齢者や子どもがふれ合える場所に」
 との希望で、浜松市に土地を寄付。
 鴨江4の土地は、
 ・広さ:総面積1,813m2
 ・タンポポの咲き、長年近隣の子どもや住民たちに親しまれてきた
 といった状況があることから、公園機能を持つ空間としての利用が決定された。

・開園:2010年4月の予定

・愛称:「大賀たんぽぽ広場」

・市民農園:
 ・1区画の広さ:約20m2
 ・貸出し:計12区画の利用者を、2月5日から募集開始している。
  ※大賀氏の意向を踏まえて、別の4区画は近くの園・学校に無償で貸し出す方針。

・その他の設備:
 ・ベンチのある広場を設置し、
  ・収穫祭
  ・朝市
  等のイベントを行えるようにする。
 ・また浜松市では着工前に、自生していたタンポポを根から掘り起こして保管。
  整備工事が終了次第、広場や法面に植え戻す予定。

・利用規定:
 浜松市では、整備にあたり関連条例を改正して、利用のルールを規定した。
 具体的には、
 ・禁止行為:
  ・植物の採取
  ・工作物の設置
  等11項目。
 ・物販や募金、催し:
  許可制で認める。
  その場合、
  ・展示会、集会:1m2あたり121円~
  など、使用料を徴収する。

となっています。


個人的には、土地整備において通常は、タンポポは雑草として取り除かれるイメージがあるので、あえて保全するというところに、大賀氏の意向と相まって、地域住民の憩い・交流の場にしようという配慮が感じられます。


※参考
浜松市/市民農園/鴨江いきいき菜園(大賀たんぽぽ広場)
 http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/life/civicfarm/ikiikisaien/kamoe.htm

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