三重県松阪市山室町の竹林地区に開設されている農業体験農園の、2009年度の閉園式が行われたとのこと。
中日新聞:「農業がある生活」目指し3年 松阪の体験農園、ことしも成功:三重(CHUNICHI Web)
上記リンク先記事によると、この体験農園の詳細は、
・運営:地元の「竹林まちづくり推進協議会」
(協議会は2005年に、竹林地区の農家21世帯が、JA松阪の協力で結成)
・体験農園の開設目的:
高齢化の進行により、耕作放棄地が拡大する状況の中、農業を中心としたまちづくりを目指す。
・開設時期:2007年
(遊休地(3.5ha)の一部を活用)
・特徴:
・種や苗、肥料:「竹林まちづくり推進協議会」が用意。
・作付け方法:農家による指導が行われる。
といった配慮がなされ、参加者は気軽に野菜を育てることができる。
・参加者数:
2009年度は、2コース(野菜の種類・数が異なる)合計で40家族が参加した。
・現在、2010年度の会員を募集中。
となっています。
記事では、
・「自分たちで作った野菜は、新鮮でおいしい。農家や会員との会話も楽しい」(参加者の方)
・「農家間の交流も深まった」
「農園は癒やしの場でもあり、休憩所などを充実させたいが、経済的な余裕がまだない」
(「竹林まちづくり推進協議会」の会長)
とのコメントが紹介されています。
ちなみに同協議会では「農業がある生活」を目指しており、この体験農園と並行して、遊休地の宅地利用(地元農家と交流できる、菜園付き住宅の販売)を計画しているとのことです。
記事では、閉園式で料理が振舞われている状況の写真が掲載されていますが、個人的には何か、非常に懐かしい感じを受けます。
同じく野菜つくりに取組む人々との交流ができることも、市民農園の大きな役割となっている、ということでしょうか。
※参考
・東海農政局/竹林まちづくり推進協議会
http://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/shokuiku/takebayasi.html

0 件のコメント:
コメントを投稿