2009年12月20日日曜日

市民グループが管理・運営を一から手がける、埼玉県本庄市の「若泉市民農園」

下記リンク先記事では、埼玉県本庄市の「若泉市民農園」について解説されています。

耕作放棄地  再生  市民農園で : 埼玉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

具体的には、

・設立の経緯:
 本庄市の家庭菜園愛好家グループ「アズ・アグリ倶楽部」が、2008年秋に、耕作放棄地(約50a)を市民農園として再生させた。
 この土地は、約5年前に農家が撤退した後放置され、2009年2月までは、1m超の雑草や雑木が生い茂っていた。
 地主や市には、治安上の不安等が寄せられる状況で、この放棄地に隣接する病院が「アズ・アグリ倶楽部」に相談を持ちかけたところ、
 ・特定農地貸付法改正(2005年に、農業従事者以外でも市民農園を開設できる規定が盛り込まれた)
 ・「アズ・アグリ倶楽部」の、耕作放棄地解消活動の実績
 を背景に、2009年3月、本庄市が「アズ・アグリ倶楽部」と土地の貸付協定を締結。
 その後、「アズ・アグリ倶楽部」のメンバーが土地を開墾し、9月には貸し出し可能な状態まで漕ぎ着けた。
 市民団体が一から手がける市民農園は、埼玉県内ではこれが初のケース。
・場所:本庄市市千代田の市街化区域内
・利用料:35~50m2あたり、年間3,000~5,000
・区画数:現在は36区。(25区が予約済み)
・利用者募集:2009年秋に開始。
・その他:
 ・市民以外でも借りることができる。
 ・有機肥料の無料提供なども実施。

等となっています。

記事では、

・将来的には、農村公園として、レジャー要素を取り入れたい。
 (アズ・アグリ倶楽部)

・市民農園の新規開設には、手間がかかる。
 一方で需要は高く、「アズ・アグリ倶楽部」のような市民団体の存在は助かる。
 (本庄市

との内容のコメントが紹介されています。


今回の市民農園については、当ブログでも以前の記事で取り上げてはいましたが、設立の背景や経緯は今回初めて知ったので、非常に興味深いです。

荒れた土地の開墾や、農園の運営は非常に手間が掛かると思いますが、それを市民グループが手がけているということには、驚かざるを得ません。


※当ブログの関連記事:
埼玉県・本庄市市街地の耕作放棄地が、市民グループの手で市民農園に活用(2009年8月7日)

0 件のコメント:

コメントを投稿