下記リンク先記事では、埼玉県本庄市の「若泉市民農園」について解説されています。
耕作放棄地 再生 市民農園で : 埼玉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
具体的には、
・設立の経緯:
本庄市の家庭菜園愛好家グループ「アズ・アグリ倶楽部」が、2008年秋に、耕作放棄地(約50a)を市民農園として再生させた。
この土地は、約5年前に農家が撤退した後放置され、2009年2月までは、1m超の雑草や雑木が生い茂っていた。
地主や市には、治安上の不安等が寄せられる状況で、この放棄地に隣接する病院が「アズ・アグリ倶楽部」に相談を持ちかけたところ、
・特定農地貸付法改正(2005年に、農業従事者以外でも市民農園を開設できる規定が盛り込まれた)
・「アズ・アグリ倶楽部」の、耕作放棄地解消活動の実績
を背景に、2009年3月、本庄市が「アズ・アグリ倶楽部」と土地の貸付協定を締結。
その後、「アズ・アグリ倶楽部」のメンバーが土地を開墾し、9月には貸し出し可能な状態まで漕ぎ着けた。
市民団体が一から手がける市民農園は、埼玉県内ではこれが初のケース。
・場所:本庄市市千代田の市街化区域内
・利用料:35~50m2あたり、年間3,000~5,000円
・区画数:現在は36区。(25区が予約済み)
・利用者募集:2009年秋に開始。
・その他:
・市民以外でも借りることができる。
・有機肥料の無料提供なども実施。
等となっています。
記事では、
・将来的には、農村公園として、レジャー要素を取り入れたい。
(アズ・アグリ倶楽部)
・市民農園の新規開設には、手間がかかる。
一方で需要は高く、「アズ・アグリ倶楽部」のような市民団体の存在は助かる。
(本庄市)
との内容のコメントが紹介されています。
今回の市民農園については、当ブログでも以前の記事で取り上げてはいましたが、設立の背景や経緯は今回初めて知ったので、非常に興味深いです。
荒れた土地の開墾や、農園の運営は非常に手間が掛かると思いますが、それを市民グループが手がけているということには、驚かざるを得ません。
※当ブログの関連記事:
・埼玉県・本庄市市街地の耕作放棄地が、市民グループの手で市民農園に活用(2009年8月7日)

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