山形大学農学部キャンパス(鶴岡市)近くの実験圃場に、市民と学生が交流できる農園が、2010年春にオープンする予定とのこと。
山形大農学部実験圃場に交流農園 市民と触れ合う場に|山形新聞
上記リンク先記事によると、この農園の詳細は、
・場所:
山形大学農学部キャンパスから、旧国道7号を挟んだ北側にある実験圃場の一角
・背景:
農学部はかつて、
・砂丘地農場(同市下川)
・高冷地農場(旧羽黒町)
・実験圃場
の3カ所で教育・研究を行ってきた。
その後1974年に「付属やまがたフィールド科学センター高坂農場」(同市高坂)を開設し、3つの農場・圃場は統合。
実験圃場は統合以降も存続して、ガラス温室等が設置されたものの、一部は雑木林になった。
今回は、圃場の敷地を荒れたままにしておくことはもったいない、との考えから、市民も利用可能な農園とすることを決定した。
・広さ:2,180m2(L字形)
・区画:
40区画程度を想定している。(現在は、大まかな区割りを完了済み)
区画の割り当ては、市民と学生が交流できるように、交互に割り振ることを考えている。
・設備など:
・地下水位が高いことから、砂を約30cm敷き詰めた上に、表土を戻している。
・L字の敷地のコーナー部分には、
・あずまや
・水汲み場
を設け、テーブルと椅子(演習林で伐採した杉を活用)を置いている。
・料金:有料
(耕具や耕運機を貸し出す予定)
・今後の予定:
・愛称と利用者を募集し、2010年度に農園開きを行う。
・イベント(収穫祭など)の実施も検討している。
(鶴岡信用金庫(2009年3月に産学連携協定を締結)が、支援を申し出ている)
となっています。
記事では、山形大学農学部の事務ユニット長の
・学生は、作物の生育について理論では理解していても、実際の栽培では市民に聞くことの方が多くなるのではないか。
との内容のコメントが紹介されています。
大学の所有地に設けられる市民農園であり、更に学生と市民の交流も狙いとしている点が、非常にユニークに感じられます。
大学側としては、学生が、実際に野菜等を育てている市民と触れ合いつつ、栽培の経験を積むことができる、というメリットを期待している、ということでしょうか。
※参考
・山形大学農学部
http://www.tr.yamagata-u.ac.jp/

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