長野県の原村が、ペンション宿泊者に農業体験を提供する「ペンションガルテン事業」の計画を進めているとのこと。
宿泊客に農作業体験 原村が計画、来春スタートめざす | トピックス | 信州Liveon - 信州生活をもっと楽しく!長野県のイベント情報や話題が満載のサイト!
上記リンク先記事によると、「ペンションガルテン事業」の詳細は、
・事業名:滞在型市民農園「クラインガルテン」に引っ掛けている。
・サービス内容:
村内のペンション宿泊客に、家庭菜園での農作業を体験してもらう。
・背景:
原村農林商工観光課によると、村内には宿泊施設(ペンション等)が70件以上あり、その収容人数は計約3,000人に上る。
しかし、村内を訪れる観光客の数は、
・1992年:延べ38万8,000人
・2007年:20万8,000人
と、ほぼ半減。
他方で、都市部から村内に移住してきた人の中に、就農体験の希望者がいることから、これに着目した村は、
・家庭菜園の手入れ
・ペンションでの滞在
をセットにして提供することで、観光客に繰り返し訪問してもらうことを狙いとして、事業を発案した。
・用地:
遊休農地(農業従事者の高齢化などにより拡大している)を有効活用する予定。
・開始予定:2010年春
・今後の予定:
協力する
・ペンション経営者
・農家
を募集する。
具体的にはまず、南原(農地と宅地が近く、交通の便も良い)をモデル地区として、協力農家を募集し、2010年5月にも農地利用を開始する計画。
(1区画約30m2、約30区画での開始を想定)
となっています。
記事では、
・今回の事業は、農業に関心のある方に、原村のペンションに来てもらうチャンスと考える。
・ハーブや野菜などを育てているペンションオーナーは多い。
地元で連携することで、顧客に育て方を助言できる態勢を整備していきたい。
(自分で堆肥を作り、年間20種類以上の野菜を育てているペンション経営者(原村観光協会長)の方)
・農作業の準備(マルチ張り等)は、農家の方にお願いすることになる。
事業に対し、多くの賛同者を集められるように、丁寧に説明を行っていきたい。
(原村の農林商工観光課長の方)
といった内容のコメントが紹介されています。
ペンションが先にあり、新たなサービスとして菜園の利用を提供するというのが、非常に興味深い試みです。
家庭菜園や貸し農園の人気が高まっている中、新しい試みとして、成功することを期待したいです。
※参考
・原村公式ホームページ
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/index.jsp
2009年12月27日日曜日
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