2009年12月27日日曜日

長野県原村が「ペンションガルテン事業」の計画を推進中

長野県の原村が、ペンション宿泊者に農業体験を提供する「ペンションガルテン事業」の計画を進めているとのこと。

宿泊客に農作業体験 原村が計画、来春スタートめざす | トピックス | 信州Liveon - 信州生活をもっと楽しく!長野県のイベント情報や話題が満載のサイト!

上記リンク先記事によると、「ペンションガルテン事業」の詳細は、

・事業名:滞在型市民農園「クラインガルテン」に引っ掛けている。

・サービス内容:
 村内のペンション宿泊客に、家庭菜園での農作業を体験してもらう。

・背景:
 原村農林商工観光課によると、村内には宿泊施設(ペンション等)が70件以上あり、その収容人数は計約3,000人に上る。
 しかし、村内を訪れる観光客の数は、
 ・1992年:延べ38万8,000
 ・2007年:20万8,000
 と、ほぼ半減。
 他方で、都市部から村内に移住してきた人の中に、就農体験の希望者がいることから、これに着目した村は、
 ・家庭菜園の手入れ
 ・ペンションでの滞在
 をセットにして提供することで、観光客に繰り返し訪問してもらうことを狙いとして、事業を発案した。

・用地:
 遊休農地(農業従事者の高齢化などにより拡大している)を有効活用する予定。

・開始予定:2010年春

・今後の予定:
 協力する
 ・ペンション経営者
 ・農家
 を募集する。
 具体的にはまず、南原(農地と宅地が近く、交通の便も良い)をモデル地区として、協力農家を募集し、2010年5月にも農地利用を開始する計画。
 (1区画約30m2、約30区画での開始を想定)

となっています。

記事では、

・今回の事業は、農業に関心のある方に、原村のペンションに来てもらうチャンスと考える。
・ハーブや野菜などを育てているペンションオーナーは多い。
 地元で連携することで、顧客に育て方を助言できる態勢を整備していきたい。
 (自分で堆肥を作り、年間20種類以上の野菜を育てているペンション経営者(原村観光協会長)の方)

・農作業の準備(マルチ張り等)は、農家の方にお願いすることになる。
 事業に対し、多くの賛同者を集められるように、丁寧に説明を行っていきたい。
 (原村の農林商工観光課長の方)

といった内容のコメントが紹介されています。


ペンションが先にあり、新たなサービスとして菜園の利用を提供するというのが、非常に興味深い試みです。

家庭菜園や貸し農園の人気が高まっている中、新しい試みとして、成功することを期待したいです。


※参考
原村公式ホームページ
 http://www.vill.hara.nagano.jp/www/index.jsp

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