長野県の原村が、ペンション宿泊者に農業体験を提供する「ペンションガルテン事業」の計画を進めているとのこと。
宿泊客に農作業体験 原村が計画、来春スタートめざす | トピックス | 信州Liveon - 信州生活をもっと楽しく!長野県のイベント情報や話題が満載のサイト!
上記リンク先記事によると、「ペンションガルテン事業」の詳細は、
・事業名:滞在型市民農園「クラインガルテン」に引っ掛けている。
・サービス内容:
村内のペンション宿泊客に、家庭菜園での農作業を体験してもらう。
・背景:
原村農林商工観光課によると、村内には宿泊施設(ペンション等)が70件以上あり、その収容人数は計約3,000人に上る。
しかし、村内を訪れる観光客の数は、
・1992年:延べ38万8,000人
・2007年:20万8,000人
と、ほぼ半減。
他方で、都市部から村内に移住してきた人の中に、就農体験の希望者がいることから、これに着目した村は、
・家庭菜園の手入れ
・ペンションでの滞在
をセットにして提供することで、観光客に繰り返し訪問してもらうことを狙いとして、事業を発案した。
・用地:
遊休農地(農業従事者の高齢化などにより拡大している)を有効活用する予定。
・開始予定:2010年春
・今後の予定:
協力する
・ペンション経営者
・農家
を募集する。
具体的にはまず、南原(農地と宅地が近く、交通の便も良い)をモデル地区として、協力農家を募集し、2010年5月にも農地利用を開始する計画。
(1区画約30m2、約30区画での開始を想定)
となっています。
記事では、
・今回の事業は、農業に関心のある方に、原村のペンションに来てもらうチャンスと考える。
・ハーブや野菜などを育てているペンションオーナーは多い。
地元で連携することで、顧客に育て方を助言できる態勢を整備していきたい。
(自分で堆肥を作り、年間20種類以上の野菜を育てているペンション経営者(原村観光協会長)の方)
・農作業の準備(マルチ張り等)は、農家の方にお願いすることになる。
事業に対し、多くの賛同者を集められるように、丁寧に説明を行っていきたい。
(原村の農林商工観光課長の方)
といった内容のコメントが紹介されています。
ペンションが先にあり、新たなサービスとして菜園の利用を提供するというのが、非常に興味深い試みです。
家庭菜園や貸し農園の人気が高まっている中、新しい試みとして、成功することを期待したいです。
※参考
・原村公式ホームページ
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/index.jsp
2009年12月27日日曜日
山形大学農学部の実験圃場に、市民と学生が交流できる農園がオープン予定
山形大学農学部キャンパス(鶴岡市)近くの実験圃場に、市民と学生が交流できる農園が、2010年春にオープンする予定とのこと。
山形大農学部実験圃場に交流農園 市民と触れ合う場に|山形新聞
上記リンク先記事によると、この農園の詳細は、
・場所:
山形大学農学部キャンパスから、旧国道7号を挟んだ北側にある実験圃場の一角
・背景:
農学部はかつて、
・砂丘地農場(同市下川)
・高冷地農場(旧羽黒町)
・実験圃場
の3カ所で教育・研究を行ってきた。
その後1974年に「付属やまがたフィールド科学センター高坂農場」(同市高坂)を開設し、3つの農場・圃場は統合。
実験圃場は統合以降も存続して、ガラス温室等が設置されたものの、一部は雑木林になった。
今回は、圃場の敷地を荒れたままにしておくことはもったいない、との考えから、市民も利用可能な農園とすることを決定した。
・広さ:2,180m2(L字形)
・区画:
40区画程度を想定している。(現在は、大まかな区割りを完了済み)
区画の割り当ては、市民と学生が交流できるように、交互に割り振ることを考えている。
・設備など:
・地下水位が高いことから、砂を約30cm敷き詰めた上に、表土を戻している。
・L字の敷地のコーナー部分には、
・あずまや
・水汲み場
を設け、テーブルと椅子(演習林で伐採した杉を活用)を置いている。
・料金:有料
(耕具や耕運機を貸し出す予定)
・今後の予定:
・愛称と利用者を募集し、2010年度に農園開きを行う。
・イベント(収穫祭など)の実施も検討している。
(鶴岡信用金庫(2009年3月に産学連携協定を締結)が、支援を申し出ている)
となっています。
記事では、山形大学農学部の事務ユニット長の
・学生は、作物の生育について理論では理解していても、実際の栽培では市民に聞くことの方が多くなるのではないか。
との内容のコメントが紹介されています。
大学の所有地に設けられる市民農園であり、更に学生と市民の交流も狙いとしている点が、非常にユニークに感じられます。
大学側としては、学生が、実際に野菜等を育てている市民と触れ合いつつ、栽培の経験を積むことができる、というメリットを期待している、ということでしょうか。
※参考
・山形大学農学部
http://www.tr.yamagata-u.ac.jp/
山形大農学部実験圃場に交流農園 市民と触れ合う場に|山形新聞
上記リンク先記事によると、この農園の詳細は、
・場所:
山形大学農学部キャンパスから、旧国道7号を挟んだ北側にある実験圃場の一角
・背景:
農学部はかつて、
・砂丘地農場(同市下川)
・高冷地農場(旧羽黒町)
・実験圃場
の3カ所で教育・研究を行ってきた。
その後1974年に「付属やまがたフィールド科学センター高坂農場」(同市高坂)を開設し、3つの農場・圃場は統合。
実験圃場は統合以降も存続して、ガラス温室等が設置されたものの、一部は雑木林になった。
今回は、圃場の敷地を荒れたままにしておくことはもったいない、との考えから、市民も利用可能な農園とすることを決定した。
・広さ:2,180m2(L字形)
・区画:
40区画程度を想定している。(現在は、大まかな区割りを完了済み)
区画の割り当ては、市民と学生が交流できるように、交互に割り振ることを考えている。
・設備など:
・地下水位が高いことから、砂を約30cm敷き詰めた上に、表土を戻している。
・L字の敷地のコーナー部分には、
・あずまや
・水汲み場
を設け、テーブルと椅子(演習林で伐採した杉を活用)を置いている。
・料金:有料
(耕具や耕運機を貸し出す予定)
・今後の予定:
・愛称と利用者を募集し、2010年度に農園開きを行う。
・イベント(収穫祭など)の実施も検討している。
(鶴岡信用金庫(2009年3月に産学連携協定を締結)が、支援を申し出ている)
となっています。
記事では、山形大学農学部の事務ユニット長の
・学生は、作物の生育について理論では理解していても、実際の栽培では市民に聞くことの方が多くなるのではないか。
との内容のコメントが紹介されています。
大学の所有地に設けられる市民農園であり、更に学生と市民の交流も狙いとしている点が、非常にユニークに感じられます。
大学側としては、学生が、実際に野菜等を育てている市民と触れ合いつつ、栽培の経験を積むことができる、というメリットを期待している、ということでしょうか。
※参考
・山形大学農学部
http://www.tr.yamagata-u.ac.jp/
2009年12月20日日曜日
市民グループが管理・運営を一から手がける、埼玉県本庄市の「若泉市民農園」
下記リンク先記事では、埼玉県本庄市の「若泉市民農園」について解説されています。
耕作放棄地 再生 市民農園で : 埼玉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
具体的には、
・設立の経緯:
本庄市の家庭菜園愛好家グループ「アズ・アグリ倶楽部」が、2008年秋に、耕作放棄地(約50a)を市民農園として再生させた。
この土地は、約5年前に農家が撤退した後放置され、2009年2月までは、1m超の雑草や雑木が生い茂っていた。
地主や市には、治安上の不安等が寄せられる状況で、この放棄地に隣接する病院が「アズ・アグリ倶楽部」に相談を持ちかけたところ、
・特定農地貸付法改正(2005年に、農業従事者以外でも市民農園を開設できる規定が盛り込まれた)
・「アズ・アグリ倶楽部」の、耕作放棄地解消活動の実績
を背景に、2009年3月、本庄市が「アズ・アグリ倶楽部」と土地の貸付協定を締結。
その後、「アズ・アグリ倶楽部」のメンバーが土地を開墾し、9月には貸し出し可能な状態まで漕ぎ着けた。
市民団体が一から手がける市民農園は、埼玉県内ではこれが初のケース。
・場所:本庄市市千代田の市街化区域内
・利用料:35~50m2あたり、年間3,000~5,000円
・区画数:現在は36区。(25区が予約済み)
・利用者募集:2009年秋に開始。
・その他:
・市民以外でも借りることができる。
・有機肥料の無料提供なども実施。
等となっています。
記事では、
・将来的には、農村公園として、レジャー要素を取り入れたい。
(アズ・アグリ倶楽部)
・市民農園の新規開設には、手間がかかる。
一方で需要は高く、「アズ・アグリ倶楽部」のような市民団体の存在は助かる。
(本庄市)
との内容のコメントが紹介されています。
今回の市民農園については、当ブログでも以前の記事で取り上げてはいましたが、設立の背景や経緯は今回初めて知ったので、非常に興味深いです。
荒れた土地の開墾や、農園の運営は非常に手間が掛かると思いますが、それを市民グループが手がけているということには、驚かざるを得ません。
※当ブログの関連記事:
・埼玉県・本庄市市街地の耕作放棄地が、市民グループの手で市民農園に活用(2009年8月7日)
耕作放棄地 再生 市民農園で : 埼玉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
具体的には、
・設立の経緯:
本庄市の家庭菜園愛好家グループ「アズ・アグリ倶楽部」が、2008年秋に、耕作放棄地(約50a)を市民農園として再生させた。
この土地は、約5年前に農家が撤退した後放置され、2009年2月までは、1m超の雑草や雑木が生い茂っていた。
地主や市には、治安上の不安等が寄せられる状況で、この放棄地に隣接する病院が「アズ・アグリ倶楽部」に相談を持ちかけたところ、
・特定農地貸付法改正(2005年に、農業従事者以外でも市民農園を開設できる規定が盛り込まれた)
・「アズ・アグリ倶楽部」の、耕作放棄地解消活動の実績
を背景に、2009年3月、本庄市が「アズ・アグリ倶楽部」と土地の貸付協定を締結。
その後、「アズ・アグリ倶楽部」のメンバーが土地を開墾し、9月には貸し出し可能な状態まで漕ぎ着けた。
市民団体が一から手がける市民農園は、埼玉県内ではこれが初のケース。
・場所:本庄市市千代田の市街化区域内
・利用料:35~50m2あたり、年間3,000~5,000円
・区画数:現在は36区。(25区が予約済み)
・利用者募集:2009年秋に開始。
・その他:
・市民以外でも借りることができる。
・有機肥料の無料提供なども実施。
等となっています。
記事では、
・将来的には、農村公園として、レジャー要素を取り入れたい。
(アズ・アグリ倶楽部)
・市民農園の新規開設には、手間がかかる。
一方で需要は高く、「アズ・アグリ倶楽部」のような市民団体の存在は助かる。
(本庄市)
との内容のコメントが紹介されています。
今回の市民農園については、当ブログでも以前の記事で取り上げてはいましたが、設立の背景や経緯は今回初めて知ったので、非常に興味深いです。
荒れた土地の開墾や、農園の運営は非常に手間が掛かると思いますが、それを市民グループが手がけているということには、驚かざるを得ません。
※当ブログの関連記事:
・埼玉県・本庄市市街地の耕作放棄地が、市民グループの手で市民農園に活用(2009年8月7日)
埼玉県入間市の農業体験農園「ぼくらの農園」の紹介記事
下記リンク先記事では、埼玉県入間市で運営されている農業体験農園「ぼくらの農園」が紹介されています。
asahi.com:野菜作り 手ほどき-マイタウン埼玉
具体的には、
・設立:2009年
・現在の参加者:
入間市や所沢市などの家族18組
・区画:3m×13m
・特徴:
通常の市民農園と異なり、参加者は講習会(年15回)を受けつつ、運営者の方が立てた作付け計画に従い、野菜を栽培する。
具体的には、
・春夏:ジャガイモやトマト
・秋冬:カブやニンジン
等、季節に応じた野菜(約20種類)を育てる。
また、必要なもの(苗や種、肥料や農具)は、全て農園側で準備するので、参加者は手ぶらでも参加が可能になっている。
・費用:年額3万円(指導料と収穫した野菜代を含む)
等となっています。
管理者の方(元会社員)は、2年前に農業を継ぎ、消費者とつながりのある農業をしたいと考え、東京都練馬区の農業体験農園に1年間通い、指導方法を学習したとのことです。
記事では、
・初めての取り組みだったので、野菜の育ち具合が気になった。
しかし、スーパーに販売されているものに負けない野菜が収穫できた。
参加者に「おいしい」と言ってもらえることが嬉しい。
・今後は、活動をもっと市の中に広げながら、参加者が喜ぶような「食べる」分野の取り組みにも挑戦していきたい・
(「ぼくらの農園」の運営者の方)
・夏場は毎週通い大変だったが、分からないこと(肥料の分量など)を指導してくれる点が良い。
・採れたての野菜は味が濃く、子どもも食べるようになった。
野菜のおいしさを堪能できた。
(参加者の方々)
といった内容のコメントが紹介されています。
本を見ながら家庭菜園に取組んでいる私としては、やはり、農業を職業としている人から指導を受けられるというのは、非常に大きな魅力だと感じます。
※参考
・ぼくらの農園TOP::埼玉の農園・体験農園
http://bokura-farm.jp/
asahi.com:野菜作り 手ほどき-マイタウン埼玉
具体的には、
・設立:2009年
・現在の参加者:
入間市や所沢市などの家族18組
・区画:3m×13m
・特徴:
通常の市民農園と異なり、参加者は講習会(年15回)を受けつつ、運営者の方が立てた作付け計画に従い、野菜を栽培する。
具体的には、
・春夏:ジャガイモやトマト
・秋冬:カブやニンジン
等、季節に応じた野菜(約20種類)を育てる。
また、必要なもの(苗や種、肥料や農具)は、全て農園側で準備するので、参加者は手ぶらでも参加が可能になっている。
・費用:年額3万円(指導料と収穫した野菜代を含む)
等となっています。
管理者の方(元会社員)は、2年前に農業を継ぎ、消費者とつながりのある農業をしたいと考え、東京都練馬区の農業体験農園に1年間通い、指導方法を学習したとのことです。
記事では、
・初めての取り組みだったので、野菜の育ち具合が気になった。
しかし、スーパーに販売されているものに負けない野菜が収穫できた。
参加者に「おいしい」と言ってもらえることが嬉しい。
・今後は、活動をもっと市の中に広げながら、参加者が喜ぶような「食べる」分野の取り組みにも挑戦していきたい・
(「ぼくらの農園」の運営者の方)
・夏場は毎週通い大変だったが、分からないこと(肥料の分量など)を指導してくれる点が良い。
・採れたての野菜は味が濃く、子どもも食べるようになった。
野菜のおいしさを堪能できた。
(参加者の方々)
といった内容のコメントが紹介されています。
本を見ながら家庭菜園に取組んでいる私としては、やはり、農業を職業としている人から指導を受けられるというのは、非常に大きな魅力だと感じます。
※参考
・ぼくらの農園TOP::埼玉の農園・体験農園
http://bokura-farm.jp/
2009年12月14日月曜日
耕作放棄地を「農業体験農園」として活用している企業「マイファーム」の紹介記事
下記リンク先記事では、農家の耕作放棄地を「農業体験農園」として整備・貸し出す事業を行っている、京都市の企業「マイファーム」が紹介されています。
マイファーム 京都市 : 挑む企業 : 経済 科学 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
上記リンク先記事によると、「マイファーム」社の詳細は、
・2年前に創業。
農園の土地確保の背景には、農家の
・高齢化
・担い手不足
により、耕作放棄地が全国で急増している状況がある。
・手がけている農園の規模:
・8都府県(近畿や首都圏など)の30か所以上
・面積は19万m2(甲子園球場約5個分)
・利用者:1,600組
・区画:1区画約15m2
・利用料金:月額3,000~6,000円程度
・その他のサービス:
各農園には、
・作物の作り方の相談に乗る
・利用者が農地に行けない場合に、水やりを頼める
ことを請け負う「管理人」がいる。
これにより、毎日の畑の手入れが不可能な都市部の住民でも、気軽に参加が可能になっている。
・今後の計画:
2013年には、
・農園の数:1,000か所
・利用者数:6万組
を目指す。
等となっています。
記事では、
・「管理人は京都大の先生から農業の知識を学び、接客のトレーニングも行う。
『サービス業』としてのきめ細やかさでは、どこにも負けません」
・今後の農業は、
・企業の参入により、大規模に行うもの
・個人が、自営農業的に行うもの
に二極化すると予想する。
・「日本は棚田のように大規模農業に向かない土地も多く、当社の手法が受け入れられる余地は大きい
(「マイファーム」の西辻一真社長)
・「道具も貸してもらえるし、農地も駅の近くにあって便利。
自分で作ったトマトやモロヘイヤは鮮度が違いますね」
(利用者の方)
とのコメントが紹介されています。
「マイファーム」については、私もちょっと前にテレビ番組で紹介されていたのを見たことがありますが、若い社長の方が、農地の所有者の方々と根気良く交渉するなどして、耕作放棄地の活用に積極的に取組んでいる姿が、強く印象に残っています。
程度の差こそあれ、年齢を問わず「農業」に対する関心が強くなっていると、個人的には感じていますが、これは生活に欠かせない「食」や、それを支える基盤を見直すという意味でも、必然の流れなのかもしれません。
※参考
・株式会社マイファーム
http://www.myfarm.co.jp/
※当ブログの関連記事:
・NECビッグローブとマイファームが提携し、ネット活用のレンタル農園事業「BIGLOBEファーム」を開始予定(2009年11月8日)
・「BIGLOBEファーム」のプレス向け現地体験ツアーのレポート記事(2009年11月22日)
マイファーム 京都市 : 挑む企業 : 経済 科学 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
上記リンク先記事によると、「マイファーム」社の詳細は、
・2年前に創業。
農園の土地確保の背景には、農家の
・高齢化
・担い手不足
により、耕作放棄地が全国で急増している状況がある。
・手がけている農園の規模:
・8都府県(近畿や首都圏など)の30か所以上
・面積は19万m2(甲子園球場約5個分)
・利用者:1,600組
・区画:1区画約15m2
・利用料金:月額3,000~6,000円程度
・その他のサービス:
各農園には、
・作物の作り方の相談に乗る
・利用者が農地に行けない場合に、水やりを頼める
ことを請け負う「管理人」がいる。
これにより、毎日の畑の手入れが不可能な都市部の住民でも、気軽に参加が可能になっている。
・今後の計画:
2013年には、
・農園の数:1,000か所
・利用者数:6万組
を目指す。
等となっています。
記事では、
・「管理人は京都大の先生から農業の知識を学び、接客のトレーニングも行う。
『サービス業』としてのきめ細やかさでは、どこにも負けません」
・今後の農業は、
・企業の参入により、大規模に行うもの
・個人が、自営農業的に行うもの
に二極化すると予想する。
・「日本は棚田のように大規模農業に向かない土地も多く、当社の手法が受け入れられる余地は大きい
(「マイファーム」の西辻一真社長)
・「道具も貸してもらえるし、農地も駅の近くにあって便利。
自分で作ったトマトやモロヘイヤは鮮度が違いますね」
(利用者の方)
とのコメントが紹介されています。
「マイファーム」については、私もちょっと前にテレビ番組で紹介されていたのを見たことがありますが、若い社長の方が、農地の所有者の方々と根気良く交渉するなどして、耕作放棄地の活用に積極的に取組んでいる姿が、強く印象に残っています。
程度の差こそあれ、年齢を問わず「農業」に対する関心が強くなっていると、個人的には感じていますが、これは生活に欠かせない「食」や、それを支える基盤を見直すという意味でも、必然の流れなのかもしれません。
※参考
・株式会社マイファーム
http://www.myfarm.co.jp/
※当ブログの関連記事:
・NECビッグローブとマイファームが提携し、ネット活用のレンタル農園事業「BIGLOBEファーム」を開始予定(2009年11月8日)
・「BIGLOBEファーム」のプレス向け現地体験ツアーのレポート記事(2009年11月22日)
2009年12月7日月曜日
三重県松阪市山室町竹林地区の体験農園が、2009年度の閉園式を実施
三重県松阪市山室町の竹林地区に開設されている農業体験農園の、2009年度の閉園式が行われたとのこと。
中日新聞:「農業がある生活」目指し3年 松阪の体験農園、ことしも成功:三重(CHUNICHI Web)
上記リンク先記事によると、この体験農園の詳細は、
・運営:地元の「竹林まちづくり推進協議会」
(協議会は2005年に、竹林地区の農家21世帯が、JA松阪の協力で結成)
・体験農園の開設目的:
高齢化の進行により、耕作放棄地が拡大する状況の中、農業を中心としたまちづくりを目指す。
・開設時期:2007年
(遊休地(3.5ha)の一部を活用)
・特徴:
・種や苗、肥料:「竹林まちづくり推進協議会」が用意。
・作付け方法:農家による指導が行われる。
といった配慮がなされ、参加者は気軽に野菜を育てることができる。
・参加者数:
2009年度は、2コース(野菜の種類・数が異なる)合計で40家族が参加した。
・現在、2010年度の会員を募集中。
となっています。
記事では、
・「自分たちで作った野菜は、新鮮でおいしい。農家や会員との会話も楽しい」(参加者の方)
・「農家間の交流も深まった」
「農園は癒やしの場でもあり、休憩所などを充実させたいが、経済的な余裕がまだない」
(「竹林まちづくり推進協議会」の会長)
とのコメントが紹介されています。
ちなみに同協議会では「農業がある生活」を目指しており、この体験農園と並行して、遊休地の宅地利用(地元農家と交流できる、菜園付き住宅の販売)を計画しているとのことです。
記事では、閉園式で料理が振舞われている状況の写真が掲載されていますが、個人的には何か、非常に懐かしい感じを受けます。
同じく野菜つくりに取組む人々との交流ができることも、市民農園の大きな役割となっている、ということでしょうか。
※参考
・東海農政局/竹林まちづくり推進協議会
http://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/shokuiku/takebayasi.html
中日新聞:「農業がある生活」目指し3年 松阪の体験農園、ことしも成功:三重(CHUNICHI Web)
上記リンク先記事によると、この体験農園の詳細は、
・運営:地元の「竹林まちづくり推進協議会」
(協議会は2005年に、竹林地区の農家21世帯が、JA松阪の協力で結成)
・体験農園の開設目的:
高齢化の進行により、耕作放棄地が拡大する状況の中、農業を中心としたまちづくりを目指す。
・開設時期:2007年
(遊休地(3.5ha)の一部を活用)
・特徴:
・種や苗、肥料:「竹林まちづくり推進協議会」が用意。
・作付け方法:農家による指導が行われる。
といった配慮がなされ、参加者は気軽に野菜を育てることができる。
・参加者数:
2009年度は、2コース(野菜の種類・数が異なる)合計で40家族が参加した。
・現在、2010年度の会員を募集中。
となっています。
記事では、
・「自分たちで作った野菜は、新鮮でおいしい。農家や会員との会話も楽しい」(参加者の方)
・「農家間の交流も深まった」
「農園は癒やしの場でもあり、休憩所などを充実させたいが、経済的な余裕がまだない」
(「竹林まちづくり推進協議会」の会長)
とのコメントが紹介されています。
ちなみに同協議会では「農業がある生活」を目指しており、この体験農園と並行して、遊休地の宅地利用(地元農家と交流できる、菜園付き住宅の販売)を計画しているとのことです。
記事では、閉園式で料理が振舞われている状況の写真が掲載されていますが、個人的には何か、非常に懐かしい感じを受けます。
同じく野菜つくりに取組む人々との交流ができることも、市民農園の大きな役割となっている、ということでしょうか。
※参考
・東海農政局/竹林まちづくり推進協議会
http://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/shokuiku/takebayasi.html
千葉県野田市江川地区の「水田型市民農園」が、2010年の参加希望者を募集
千葉県野田市江川地区の「水田型市民農園」が、2010年の参加希望者を募集するとのこと。
「体験水田」450区画募集 野田 - MSN産経ニュース
コメ作り体験:農業法人が参加者募集--野田・7日から /千葉 - 毎日jp(毎日新聞)
東京新聞:水田型農園、参加者募る 野田 江川地区の区画数、倍に:千葉(TOKYO Web)
上記リンク先記事によると、この「水田型市民農園」は、農業生産法人「野田自然共生ファーム」が運営。
詳細は、
・受け付け:2009年12月7日~2010年1月29日(先着順)
・水田:
1区画(約30m2)が計450区画(1.4ha)。
(2009年に260区画で開始したところ好評だった(野田市の内外から250人が参加)ため、2010年は190区画増やす)
・体験内容:
田植え~稲刈りを体験できる。
稲は、昔ながらの作業法(減農薬や有機肥料)で栽培。
収穫は、1区画あたり玄米5kgを保障する。
(※米の収穫量が5kg未満の場合は、不足分の玄米を配布)
・参加条件:
4~9月に計5回(5日)行われる体験活動(田植え、草取り、自然観察会、稲刈り)のうち、最低2回参加すること。
(野田市民以外も参加可能)
・参加料金:
1区画あたり、
・大人:3,500円
・子供:1,500円
(※料金は、自然保護の費用などに充てられる)
となっています。
ちなみに、この水田型市民農園がある江川地区は、耕作放棄地を農業法人が取得・整備する里山保全のモデル地区となっているとのことです。
水田で稲を育てる市民農園があるとは知らなかった(想像はしたことがあるが)ので、実際に運営が行われていることに、ちょっと驚きました。
個人的には、稲の育成はかなり大変そうなイメージがありますが、コメつくりに関わることができる機会として、この水田型市民農園は、貴重な場ではないだろうか、と感じます。
※参考
・~農業と自然の共生地域づくり~ 株式会社野田自然共生ファーム【会社案内】
http://www.nodafarm.jp/nouen.html
「体験水田」450区画募集 野田 - MSN産経ニュース
コメ作り体験:農業法人が参加者募集--野田・7日から /千葉 - 毎日jp(毎日新聞)
東京新聞:水田型農園、参加者募る 野田 江川地区の区画数、倍に:千葉(TOKYO Web)
上記リンク先記事によると、この「水田型市民農園」は、農業生産法人「野田自然共生ファーム」が運営。
詳細は、
・受け付け:2009年12月7日~2010年1月29日(先着順)
・水田:
1区画(約30m2)が計450区画(1.4ha)。
(2009年に260区画で開始したところ好評だった(野田市の内外から250人が参加)ため、2010年は190区画増やす)
・体験内容:
田植え~稲刈りを体験できる。
稲は、昔ながらの作業法(減農薬や有機肥料)で栽培。
収穫は、1区画あたり玄米5kgを保障する。
(※米の収穫量が5kg未満の場合は、不足分の玄米を配布)
・参加条件:
4~9月に計5回(5日)行われる体験活動(田植え、草取り、自然観察会、稲刈り)のうち、最低2回参加すること。
(野田市民以外も参加可能)
・参加料金:
1区画あたり、
・大人:3,500円
・子供:1,500円
(※料金は、自然保護の費用などに充てられる)
となっています。
ちなみに、この水田型市民農園がある江川地区は、耕作放棄地を農業法人が取得・整備する里山保全のモデル地区となっているとのことです。
水田で稲を育てる市民農園があるとは知らなかった(想像はしたことがあるが)ので、実際に運営が行われていることに、ちょっと驚きました。
個人的には、稲の育成はかなり大変そうなイメージがありますが、コメつくりに関わることができる機会として、この水田型市民農園は、貴重な場ではないだろうか、と感じます。
※参考
・~農業と自然の共生地域づくり~ 株式会社野田自然共生ファーム【会社案内】
http://www.nodafarm.jp/nouen.html
神戸市の「フレシオンかめや」が、屋上へのウッドデッキ設置・菜園としての利用に取組む
下記リンク先記事では、ビルの屋上緑化など、市街地に緑を増やす取り組みが紹介されています。
神戸新聞|経済|屋上菜園、壁にアイビー 緑化ビジネス県内も盛ん
この記事の中で、神戸市の木材加工会社「フレシオンかめや」の事業について、
・事業内容:屋上にウッドデッキを設置して、その一部を菜園として利用する。
・事業の開始時期:2009年
・採用例:
大阪市の大型複合施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」が、植物栽培による
・癒やし効果
・コミュニケーションの円滑化
などを目的に導入予定。
この導入設備では、菜園は一般向け貸農園として活用される。
・「県内にも菜園化できる場所が多く、需要は広がるはず」(井上豊社長)
との内容が記述されています。
都市の建物の屋上は、菜園や太陽光発電の設置など、今後は有効な資産として、積極的な活用がより進められるのかもしれない、と思いました。
※参考
・フレシオンかめや - フレシオンかめやは神戸を中心に、ウッドデッキ、プランター等を取り扱う施工販売会社です
http://www.f-kameya.co.jp/
神戸新聞|経済|屋上菜園、壁にアイビー 緑化ビジネス県内も盛ん
この記事の中で、神戸市の木材加工会社「フレシオンかめや」の事業について、
・事業内容:屋上にウッドデッキを設置して、その一部を菜園として利用する。
・事業の開始時期:2009年
・採用例:
大阪市の大型複合施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」が、植物栽培による
・癒やし効果
・コミュニケーションの円滑化
などを目的に導入予定。
この導入設備では、菜園は一般向け貸農園として活用される。
・「県内にも菜園化できる場所が多く、需要は広がるはず」(井上豊社長)
との内容が記述されています。
都市の建物の屋上は、菜園や太陽光発電の設置など、今後は有効な資産として、積極的な活用がより進められるのかもしれない、と思いました。
※参考
・フレシオンかめや - フレシオンかめやは神戸を中心に、ウッドデッキ、プランター等を取り扱う施工販売会社です
http://www.f-kameya.co.jp/
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