2009年11月8日日曜日

NECビッグローブとマイファームが提携し、ネット活用のレンタル農園事業「BIGLOBEファーム」を開始予定

NECビッグローブ
マイファーム(京都市)

11月6日、インターネットを活用したレンタル農園事業「BIGLOBEファーム」を、提携して開始することを発表したとのこと。

放棄地ネット活用レンタル農園に NECビッグローブ - 47NEWS(よんななニュース)
農園のネットレンタルを開始、NECビッグローブマイファーム - ニュース:ITpro
リアル農園とバーチャル農園の融合、「BIGLOBEファーム」開始 -INTERNET Watch

上記リンク先記事によると、マイファームは関西を中心として、耕作放棄地を農地に再生し、家庭菜園として貸し出す事業を展開している企業。

今回の提携事業「BIGLOBEファーム」の内容は、

・農園にネットカメラ「農園ライブカメラ」を設置し、菜園の利用者が、野菜の育成状況を
 ・自宅のパソコン
 ・携帯電話
 で確認できるようにする。
・専門知識を持った指導員による相談が受けられる「ネット農園相談室」を開設する。
・利用料
 ・登録料(※初年度に必要):1万500
 ・月額利用料:
  ・1区画(7.5m2):3,980
  ・2区画(15m2):6,480
  ※この料金には、
   ・畑のレンタル代
   ・農具の利用
   ・インストラクターによる指導
   ・農園管理人による週3回の水遣り・草むしり
   が含まれる。
   (種と肥料は別料金)
 ・1年ごとの利用更新料(※2年目以降に必要):1万500
・予約受け付け:2009年11月6日
・開園:2010年2月の予定
 サービス開始当初は、埼玉県久喜市に農園を用意(300区画3,000m2)。
・農薬の利用は禁止。

等となっています。

NECビッグローブは今後、

・ネットを活用した野菜販売
・教育機関への貸し出し

も検討するとのことです。

1つめのリンク先記事では、NECビッグローブの飯塚久夫社長の

・「3年後には60農園に拡大し、売上高10億円を目指したい」

とのコメント、また耕作放棄地や貸し農園の現状について、

・耕作放棄地:現在、約39万ha(※埼玉県の面積に匹敵)に達している。
レンタル農園の利用者:NECビッグローブによると、食の安全志向を背景に、200万人に達している。

との記述がされています。


情報を入手しやすいインターネットを、貸し農園の管理に活用するというのは、非常にユニークで興味深い試みです。

この取り組みが、耕作放棄地の解消と、野菜育成の普及を推し進めることを、期待したいです。


※参考
・株式会社マイファーム
 http://www.myfarm.co.jp/
・BIGLOBEとマイファームの提携によるネットを活用したレンタル農園BIGLOBEファーム」の提供について(プレスリリース | NECビッグローブ
 http://www.biglobe.co.jp/press/2009/1106-10.html

0 件のコメント:

コメントを投稿