北海道苫小牧市の王子製紙苫小牧工場が、2010年に迎える操業100周年を記念し、工場北西側の社有地7.5haを、
・公園
・菜園
に整備して市に無償貸与する計画であることが、11月19日に判明したとのこと。
王子製紙 100周年記念し公園整備-北海道新聞[道央]
操業100周年記念で公園整備 王子製紙苫小牧工場:苫小牧民報社
上記リンク先記事によると、この計画は、1910年(明治43年)9月に操業開始した王子製紙苫小牧工場が、市民への感謝のための記念事業の一環として行うもの。
計画の詳細は、
・遊休地となっている社宅跡地を活用する。
・総工費:約8,000万円
(近日中に着工予定)
・公園:
・広さ:2.6ha
・散策路や小山2つを設ける。
・菜園:
・広さ:3.3ha
・区画数:200区画程度に分割し、市民に貸し出す。
(苫小牧市が既に整備している「ふるさと農園」(宮前町、拓勇西町、沼ノ端)を上回る規模)
・緑地:1.7ha
・その他:
公園と菜園の周囲に植栽を施して、ウオーキングができるよう遊歩道を整備する。
・苫小牧市への貸与期間:当面は20年程度とする予定。
となっています。
王子製紙苫小牧工場では今後、
・11月20日に、担当者が地元町内会に対して、整備の概要を説明し、理解を得る予定
とのことです。
記事では同工場の、
・1世紀にわたって工場が続いたのは、苫小牧市民や自治体などのおかげ。
今回は、地域への感謝を形にしたい。
・次の100年も、住民との共存共栄に向け、対話を進めていきたい。
との内容のコメントが紹介されています。
企業が自社の土地を市民農園などに活用するというのは、ユニークで非常に魅力のある取り組みだと感じます。
※参考
・王子製紙株式会社|企業情報 > 国内外拠点
http://www.ojipaper.co.jp/comp/about/koujo/03.html

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