下記リンク先記事では、「滞在型市民農園」の現在の状況等について解説されています。
滞在型市民農園「将来は農業…」先行体験 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
具体的には、
・兵庫県・多可町の「フロイデン八千代」の詳細は、
・1993年にオープンした、全国初の滞在型市民農園。
・区画数:60区画
・1区画の広さ:約300m2)
・費用:入会金35万円、また農園、コテージなどの年間利用料が27万6,000円
となっている。
・滞在型市民農園は、「特定農地貸付法」(1989年制定)により、市町村やJAなどが市民農園を開設して、一般利用者に貸すことが可能になったことで、普及が始まった。
その後の法改正で、NPO等による開設も可能となり、民間の農園も登場している。
・「都市農山漁村交流活性化機構」によると、滞在型市民農園は現在、
・関東、近畿地方を中心に、全国約60ヶ所・計約1,100区画が運営中。
・年間利用料:平均約40万円
・利用者の年齢層:大半が50~60歳代
・募集倍率:平均約3倍(5年待ちのケースもある)
という状況。
等の内容が記述されています。
また記事では、
(日本市民農園連合会長・廻谷義治氏)
・滞在型市民農園を開設している市町村では、移住希望者に対して、空き農家や町営住宅を紹介している場合が多い。
・定住を考えている人は、このような支援制度を利用する有効だと思われる。
(都市農山漁村交流活性化機構広報情報センター部参事・畠山徹氏)
・滞在型市民農園の利用においては、まず旅行やドライブの際に、暮らしてみたいと思える場所を見つけておくことが重要。
・ただし、自宅と農園の往復にかかる時間と費用は、考慮する必要が有る。
具体的な方針として、
・仕事などの都合により、農園を利用できる日が限られている人:自宅から100km以内にある農園を探した方が良い。
・長期滞在が可能な「リタイア組」:田舎暮らしを満喫可能な、比較的遠い場所を選択肢に入れることも有効。
が挙げられる。
・都市農山漁村交流活性化機構では、市民農園等の情報サイト「グリーン・ツーリズム」[1]を開設しており、情報収集に活用できる。
との内容のアドバイスも記載されています。
一般的な「貸し農園」は、私の住んでいる地域でも、近年よく見かけるようになっていましたが、「滞在型市民農園」(クラインガルテン)も増えつつあるというのは、(費用自体は、決して安くは無いと思うので)正直意外に感じました。
ただ、今回の記事に紹介されている、「フロイデン八千代」利用者の方の
・旅行することを考えたら、決して高くない
・自然の中で暮らしてみたいが、別荘を持つには経済的負担が重すぎる私たちには絶好の場所
というコメントから、需要は決して少なくは無いのだろう・・・と想像させられます。
※参考
・[1]GreenTourism - グリーン・ツーリズム
http://www.ohrai.jp/gt/
2009年7月7日火曜日
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